作者の思考

ヒスイ日和(神無月の壱)

2019年10月03日

最近は天気の良い日が続き、残暑と言うには余りにも季節はずれな陽気となっています。
それでも季節の変わり目らしく、朝晩の気温の変化が著しくなっているので体調管理には気を付けたいと思います。(また台風の影響を受けそうだな…)

え〜、10月に入りましたが、9月最後の探石記録を書きます。

いつもの押上の海岸、前回から2日しか経っていませんが秋晴れに誘われて遊びに来ました。
午前中(9時頃)だったので釣りを楽しんでいる人がいましたが、探し始める頃には帰って行きました。(時間帯で交代できるのも良いバランスですね(笑))





浜の環境は前回(2日前)とは全く変わっていてイマイチ…、平らだった波打ち際は押し上がりつつありました。(この状態が通常なのでしょうね)




またも自分の影を追いながらの探石。(目障りな影め(笑))
時々後ろ向きに歩くなどして見え方を変えながら探して折り返し地点に到着、ここは更に浜が押し上がっていて歩きづらかったです。




一通り歩き、ネフライト3個、玉髄5個、シーグラス3個、ロディン岩1個、オンファス輝石1個、ヒスイ転石6個を見付けました。


どれも小さめですが、練度・錬磨は良い感じ、磨くものと磨かないものとを分けて、それぞれに活用したいと思います。


この後に右側を探しましたが何も見付からず残念、砂や小砂利が多すぎたので仕方ないでしょう。(運が無かったとして諦める)





気を取り直して青海の海岸へ行きました。
やはりこちらも浜辺には通常より小さな石たちが目立ちました。(でも凄く良い天気)





ここも一通り歩いて、ロディン岩6個、キツネ石2個、ヒスイ輝石岩1個を見付けました。


ロディン岩は見本として集めましたが、使えそうなのは左のと右のだけでしょう。(サイズと姿形的に)
キツネ石はその分類でも特に綺麗なのを拾いました、サイズ的にも良い感じだと思います。

ヒスイはちょっと曹長石と混ざっている感じ、なのでヒスイ輝石岩としています。


光沢を示しているので大丈夫だと思いますが、念のため持ち帰り調べてみます。
ここでの転石は錬磨が乏しいのが多いので、微妙な石(純度が高くない石)の判断が難しかったりします。

それでも磨けば解るので、それは加工人の特権だと言えるでしょう(笑)

鉱物見本を探しながら「ヒスイ(ヒルコ神)に出逢う」と言ったシナリオとしては不十分か…、それでも諦めずに物語を綴れば、きっと「その時」が来るかと思います。(その時が来た後は大抵のヒスイに驚かなくなり、今までの感激が半減しますけど…)

糸魚川が「いしのまち」となり内も外も色々と動き出している人たちがいるようです。(くれぐれも「虎の尾」を踏むことのないよう気を付けて下さい)

願わくば「楽しい領域になるように」と祈りながらも、私は自身の表現を高めるべく努力して生きたいと思います。

それでは今回の探石記録を終えます。
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