作者の思考

作品紹介

2019年04月03日

今回は天照大御神「咲輝」の七作目を紹介します。

多くの咲輝シリーズを作った母石を用い、中サイズの天照を制作しました。
白〜淡紫の地にチタン石が散り、その周辺に濃い紫が広がる特徴がある紫ヒスイです。
背景には青空の下で咲く満開の桜をイメージし、今だ蕾のまま開花しない「待ち遠しい春の息吹」を表現しました。




片面は満開の紫が滲み、もう片面には美しい白地に開花の紫が浮かんでいます。
所々に入るチタン石が花びらや春雪を想わせ、初春の景色を宿す作品となりました。
ヒビや石目は無く、石質も良いので艶やかな光沢を備えています。





基本、紫ヒスイは透明度が高くありませんが、それでも光を受けると幻想的に輝きます。
その姿は陽光を受けて輝く妖精のようで、やがて来る開花の期待に胸が躍ります。





「北陸の春を祝福する作品となれば」と、気合いを入れて制作しました。
素材の乏しい中での制作でしたが、満足する仕上がりとなり嬉しく思います。

新たな元号が発表されたこの春、心機一転で創作活動に取り組みたいと思っています。
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