作者の思考

ヒスイ日和(睦月の参)

2019年01月26日

長く感じた1月も終盤となりました…。
厳しい寒さは毎年の事ですが、今年は雪が少なくて助かっています。(今現在(午前中)は5cm程度の積雪があります)
旅を楽しむ人たちが訪れないのは辛い(売上げ的にも)ですが、この厳しい寒さの中で「来てほしい」と言う方が無理な話ですね(笑)
特に冬期に訪れる理由を示せない地域なので、耐えて待つしか無いのでしょう。

それでは1月中旬の探石記録を書きます。

久々に晴れ間が出たので、押上の海岸へ行ってみました。(1/19)
海岸へ着くなり波しぶきの洗礼が…、冬の日本海らしい姿は演歌を感じさせますが、探石どころではありません(笑)




押上の海岸は諦めて河口へと向かいました。
頻繁に灰色がかった雲に隠れて辺りが暗くなりましたが、その隙間から顔を出す太陽に癒されました。
すっかり冬の景色となりましたが、この辺りにも雪はありません。




海辺は強めの波が押し寄せ、特に風が強く冷たくて長居できない状態でした。
砂の方が多かったので、石のある部分だけを見ながら倍速で探しました。




太陽光で鮮やかに見えたのは2個のキツネ石…。
小さくて緑が強い方の石英は、クリソプレースに分類できるのだそうです。
通常の玉髄よりは粗く安定感が乏しいタイプですが、活用できたなら面白そうです。




帰り道の途中、脇に捨てられた石たちを発見(笑)
よくある「ヒスイ探しの残骸」ですが、ちょっと「貝塚っぽく見える」のは私だけではないでしょう。(初心者の痕跡)


調べると「どういった石と間違いやすいのか」などを分析できて面白いですが、どうせならもっと海側か川側に捨ててほしいとも思います(笑)


風が冷たすぎたので海辺から退散し、久しぶりに石の公園に行きました。
ここまで来ると風は穏やかになり、天気の恩恵を受けられました。




姫川は太陽光を受けて輝きまくり、例年より多い水量で流れていました。(雨が多いので)
久々の姫川は春を感じさせる空気に包まれていて、非常に気持ちの良い環境でした。(魅力的な石との出逢いはありませんでしたが…)



帰り際、河川敷にある枯れたヨモギの葉を両手で擦り合わせ、お灸を作ってみました。
幼少の頃に教えてもらい遊んだ記憶があります。
今も昔もお灸として使った事はありませんが、両手にヨモギの香りが残るので、それを楽しむのが目的となっています(笑)

ちょっと懐かしい気持になった日でした。


ちなみに、この次の日(20日)が「あんこう祭り」で、天候は激変しました。
この日(19日)の日和だったら最高だったのになぁ…。
それでも美味しさは変わらないので「その天候を含めて楽しんでくれたのだ」と思いたいです。(冬の大きなイベントは、これだけなのが寂しい…)

2月は晴れが多い月になってほしいなぁ〜、晴れなくても暖かくなってくれた方が良いか(笑)

古代の作り手が暖かい地方に移動していった事が解るように思えますが、逆に寒い地方にも移動しているのは不思議でもあります。
季節ごとに移動していたのかな?、移動しなかった者もいるのでしょうし、移動してそのままの者もいたのでしょう。

私はどのタイプなのだろうか?、今後の人生で解ってくるように思えます。(寒さに弱くなっているけど、寒い地方が好きと言う矛盾した性格が自分でも面倒だ(笑))
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