作者の思考
ヒスイ日和(神無月の弐)
2018年10月17日
台風25号により真夏日のような陽気となった日がありましたが、その後は一気に気温は下がり、肌寒さが続きました。
数日はスッキリしない天気も続きましたが、次第に秋晴れの空となりました。(それでも気温は低めで、秋を強く感じるようになりました)
それでは10月上旬の探石記録を書きます。
前回から三日後、再び姫川河口へ行きました。(10/5)
天気ではありましたが雲が多く、度々その雲が太陽を覆い辺りを暗くしました。
浜は砂とカモメだらけ(笑)、これでは楽しめません…。
波は強くありませんでしたが、同時に浜の環境を変えてくれる事もありませんでした。
あれだけ濁っていた川は透明度を取り戻し、川底の石も見る事ができました。
多少、流れが変わった事もあり期待しましたが、魅力的な石には出逢えませんでした…。
一通り探しましたが何も無し…、諦めて別の場所を探す事にしました。
と、言うわけで久々の押上の海岸、こちらは曇り空が広がっていました。
海岸には数人が訪れていて、それぞれに海を楽しんでいました。
浜辺は小砂利が多かったですが、砂は無く河口よりは良い環境でした。
空が頻繁に暗くなるので見づらかったですが、膨張する光を頼りに探しました。
しばらく歩くと際立った光に目を奪われました。
例えるなら「宵闇に光を放つ蛍そのもの」で、自然光の乏しさを感じさせない程に輝いていました。(暗かったので逆に目立ったのでしょう)
一度、白波で姿を隠しましたが、その程度で見えなくなるような輝きではなかったので、波が引いた瞬間に拾い上げました。
久々の標石(標本になる石)、これは悠久の時の中でイザナミ(海)のみで育てられた存在(ヒルコ神)と言えるでしょう。
その姿は完成されており、今やっと人(私)の手に納まりましたが、今後も手を加えられる事はなく、この姿のまま在り続けます。
時間のヤスリ(自然研磨)による消耗から開放され、人の手(加工)による消耗からも開放される…、まさに不滅の存在と言えます。(手を加えない領域での不滅の存在と、手を加えて成り立つ不滅の存在があります)
このヒルコ神は、このままヒルコ神で在り続ける、ちょっと私生児っぽくて面白です。
この少し後にも白地に明るい翠が少し入ったヒスイと出逢い、ヒスイは2個拾えました。
なるべく美しく写るように、太陽が顔を出した際に撮影しています。(探しながら撮影するので忙しいです(笑))
改めて透過光を撮影すると、全体が生命色に輝きます。
まるで氷雪に蛍を閉じ込めたみたい(笑)
こういったカケラが集まれば集まるほど、感覚が冴えわたってくるのは不思議な感じです。
多くの人が求めているであろう瞬間、それが定期的に訪れるのは嬉しい限りです。
糸魚川に移住した事で昔ほど探しに行く事はなくなりました(不思議な事に)が、繋がった絆の証明は今後も続いて行くのだと信じています。
何はともあれ、台風25号が到来する前に出逢えたのは幸いでした。(今回の台風も近辺では被害はなく、これも幸いでした)
ここでちょっと作品の紹介、青海のカケラで「鳳の首飾り」を制作しました。
シルバーの羽根にヒスイを合わせ、革紐・ウッドビーズ・メタルビーズで首飾りにしています。(天鳥船と同様に捻れたパーツを使い、風や羽根のイメージを込めました)
似合う人が買って下さいね(笑)
数日はスッキリしない天気も続きましたが、次第に秋晴れの空となりました。(それでも気温は低めで、秋を強く感じるようになりました)
それでは10月上旬の探石記録を書きます。
前回から三日後、再び姫川河口へ行きました。(10/5)
天気ではありましたが雲が多く、度々その雲が太陽を覆い辺りを暗くしました。
浜は砂とカモメだらけ(笑)、これでは楽しめません…。
波は強くありませんでしたが、同時に浜の環境を変えてくれる事もありませんでした。
あれだけ濁っていた川は透明度を取り戻し、川底の石も見る事ができました。
多少、流れが変わった事もあり期待しましたが、魅力的な石には出逢えませんでした…。
一通り探しましたが何も無し…、諦めて別の場所を探す事にしました。
と、言うわけで久々の押上の海岸、こちらは曇り空が広がっていました。
海岸には数人が訪れていて、それぞれに海を楽しんでいました。
浜辺は小砂利が多かったですが、砂は無く河口よりは良い環境でした。
空が頻繁に暗くなるので見づらかったですが、膨張する光を頼りに探しました。
しばらく歩くと際立った光に目を奪われました。
例えるなら「宵闇に光を放つ蛍そのもの」で、自然光の乏しさを感じさせない程に輝いていました。(暗かったので逆に目立ったのでしょう)
一度、白波で姿を隠しましたが、その程度で見えなくなるような輝きではなかったので、波が引いた瞬間に拾い上げました。
久々の標石(標本になる石)、これは悠久の時の中でイザナミ(海)のみで育てられた存在(ヒルコ神)と言えるでしょう。
その姿は完成されており、今やっと人(私)の手に納まりましたが、今後も手を加えられる事はなく、この姿のまま在り続けます。
時間のヤスリ(自然研磨)による消耗から開放され、人の手(加工)による消耗からも開放される…、まさに不滅の存在と言えます。(手を加えない領域での不滅の存在と、手を加えて成り立つ不滅の存在があります)
このヒルコ神は、このままヒルコ神で在り続ける、ちょっと私生児っぽくて面白です。
この少し後にも白地に明るい翠が少し入ったヒスイと出逢い、ヒスイは2個拾えました。
なるべく美しく写るように、太陽が顔を出した際に撮影しています。(探しながら撮影するので忙しいです(笑))
改めて透過光を撮影すると、全体が生命色に輝きます。
まるで氷雪に蛍を閉じ込めたみたい(笑)
こういったカケラが集まれば集まるほど、感覚が冴えわたってくるのは不思議な感じです。
多くの人が求めているであろう瞬間、それが定期的に訪れるのは嬉しい限りです。
糸魚川に移住した事で昔ほど探しに行く事はなくなりました(不思議な事に)が、繋がった絆の証明は今後も続いて行くのだと信じています。
何はともあれ、台風25号が到来する前に出逢えたのは幸いでした。(今回の台風も近辺では被害はなく、これも幸いでした)
ここでちょっと作品の紹介、青海のカケラで「鳳の首飾り」を制作しました。
シルバーの羽根にヒスイを合わせ、革紐・ウッドビーズ・メタルビーズで首飾りにしています。(天鳥船と同様に捻れたパーツを使い、風や羽根のイメージを込めました)
似合う人が買って下さいね(笑)