作者の思考
ヒスイ日和(葉月の四)
2018年08月24日
涼しくなり秋の気候となったかと思いきや、23日と24日は真夏を超えるほどの気温となりました。
海水浴を楽しみたくても海は急に荒れたりするので危険、ここは大人しく台風(スサノオ)が過ぎ去るのを待つとします。(糸魚川で自然災害が無いだけでも救いです)
強風で海や川は危険なので、今回は「ヨモギヒスイ」の事を詳しく書きたいと思います。(前回にも書いたのですが、もっと解りやすく画像を載せて紹介します)
まず表面からは翡翠輝石は確認できず、葡萄石の成分が多いタイプとの区別が難しいです。
強いて言えば「白っぽい部分が多く透明度が低い方」が、ヒスイを多く含んでいるようです。
切断すると翡翠輝石が確認し易くなります。(キラキラが見られます)
斜めに流れる白い脈は石英脈で、分断されるように入る白地がヒスイです。(翠も僅かに入っています)
枯れ草のような色の部分(薄い枯れ草色の部分)にも翡翠輝石が見られるので、他鉱物と混ざり合っているのだと思われます。
濃い枯れ草色の部分には翡翠輝石が見られないので、ここは葡萄石の成分や軟玉と言われる鉱物の成分が混ざっているように思えます。(硬度もヒスイ部分より低い)
表面では透明感を感じられませんが、内部のヒスイ部分には相応の透明度が見られます。(枯れ草色が混ざり、古代っぽい透過を示します)
結論として、これだけヒスイが入っていれば「ヒスイ輝石岩」として良いかと思います。
分断されたヒスイ部分を切り出して加工すれば、純度の高いヒスイ製品を作る事も可能です。
外側にヒスイの片鱗が見られると良いのですが、全く見られない方が多いので切断しないとヒスイを確認する事は難しいでしょう。
角閃石との圧砕は知られていますが、葡萄石を含む圧砕はあまり認識されていません。
このタイプは「ヒスイに他鉱物が入った圧砕」なのか、それとも「他鉱物にヒスイが入った圧砕」なのか、どちらがベースなのか疑問に思います。
きっと「成分が多い方をベースとして考える」と良いのでしょうね(笑)
ヒスイが全く見られないタイプもあるので、それは主成分となる鉱物(葡萄石?)に「翡翠輝石が僅かに混ざっている岩石」だと分類するのが良いのでしょう。
とりあえず私の考え方なので、参考として探石を楽しんでもらえたらと思います。
話は変わり、開花のカケラでピアスを制作しました。
いくつかピアスは作っていますが、撮影するのを忘れて紹介していない品が多いです…。
実物を見る際には私の品と言う事が解るようにしてありますので、似合う人が買って下さい。(値札に「糸の印」が在ります)
これから芸術の秋が訪れるので、精力的に創作活動を進めたいと思います。(連日の暑さでバテバテですが…)
海水浴を楽しみたくても海は急に荒れたりするので危険、ここは大人しく台風(スサノオ)が過ぎ去るのを待つとします。(糸魚川で自然災害が無いだけでも救いです)
強風で海や川は危険なので、今回は「ヨモギヒスイ」の事を詳しく書きたいと思います。(前回にも書いたのですが、もっと解りやすく画像を載せて紹介します)
まず表面からは翡翠輝石は確認できず、葡萄石の成分が多いタイプとの区別が難しいです。
強いて言えば「白っぽい部分が多く透明度が低い方」が、ヒスイを多く含んでいるようです。
切断すると翡翠輝石が確認し易くなります。(キラキラが見られます)
斜めに流れる白い脈は石英脈で、分断されるように入る白地がヒスイです。(翠も僅かに入っています)
枯れ草のような色の部分(薄い枯れ草色の部分)にも翡翠輝石が見られるので、他鉱物と混ざり合っているのだと思われます。
濃い枯れ草色の部分には翡翠輝石が見られないので、ここは葡萄石の成分や軟玉と言われる鉱物の成分が混ざっているように思えます。(硬度もヒスイ部分より低い)
表面では透明感を感じられませんが、内部のヒスイ部分には相応の透明度が見られます。(枯れ草色が混ざり、古代っぽい透過を示します)
結論として、これだけヒスイが入っていれば「ヒスイ輝石岩」として良いかと思います。
分断されたヒスイ部分を切り出して加工すれば、純度の高いヒスイ製品を作る事も可能です。
外側にヒスイの片鱗が見られると良いのですが、全く見られない方が多いので切断しないとヒスイを確認する事は難しいでしょう。
角閃石との圧砕は知られていますが、葡萄石を含む圧砕はあまり認識されていません。
このタイプは「ヒスイに他鉱物が入った圧砕」なのか、それとも「他鉱物にヒスイが入った圧砕」なのか、どちらがベースなのか疑問に思います。
きっと「成分が多い方をベースとして考える」と良いのでしょうね(笑)
ヒスイが全く見られないタイプもあるので、それは主成分となる鉱物(葡萄石?)に「翡翠輝石が僅かに混ざっている岩石」だと分類するのが良いのでしょう。
とりあえず私の考え方なので、参考として探石を楽しんでもらえたらと思います。
話は変わり、開花のカケラでピアスを制作しました。
いくつかピアスは作っていますが、撮影するのを忘れて紹介していない品が多いです…。
実物を見る際には私の品と言う事が解るようにしてありますので、似合う人が買って下さい。(値札に「糸の印」が在ります)
これから芸術の秋が訪れるので、精力的に創作活動を進めたいと思います。(連日の暑さでバテバテですが…)