作者の思考

ヒスイ日和(皐月の壱)

2018年05月03日

5月となり本格的に自然が目覚めてきました。
連日の夏日により雪解けが進み、渓谷の春は最盛期を向かえています。
祝福された季節の中、自然災害には十分に気を付けて連休を楽しみましょう!

それでは、4月後半の探石記録をまとめて書きます。(5月に入りましたが、4月の記録を書きます)

空は晴れ、海は凪ぎ、とても気持の良い環境の押上海岸を歩きました。(4/19)
浜辺には数人が遊びに来ていて、それぞれに思い出を作っていました。





非常に穏やかな海となっていて、波打ち際は「まるで湖水」って感じでした。
探しやすい反面、石が動かず、早い者勝ちするような環境ではありました。(だからと言って、早朝から探しても見付かるかは運次第です(笑))




川からの濁った水が混ざり普段のスッキリとした透明度はありませんでしたが、半透明の海水の中からネフライト2個、ロディン岩(ザクロ石の成分含む)1個、ヒスイ転石1個を見付けました。


ネフライトは大きい方が良質で、ロディン岩(ザクロ石の成分含む)は既に光沢が見られます。(オンファス輝石のようなツルツルの質感です)
ヒスイは小さめですが質が良く、練度と錬磨も良いのでそのまま保管します。

午後から来ても拾えたのでラッキーでした。
どの石も滑らかなので、綺麗な石は特に美しさが際立ちます。(見本として最適)



数日後、また押上の海岸へ行きました。(4/22)
この間よりも更に気温が上がり快晴、県外から多くの人が訪れていました。





相変わらず海は湖のようで、全く浜が変わる気配がありません。
あまり期待はできませんでしたが、気晴らしとして散歩するには最高でした(笑)




一通り歩いて見付けたのは、ロディン岩(ザクロ石の成分含む)2個、玉髄1個、オンファス輝石1個、白ヒスイ1個、シーグラス2個です。


オンファス輝石と玉髄は石質がいまいち、白ヒスイは純度が低く錬磨も荒いです…。
シーグラスは透明の方はビー玉だったのでしょう(笑)
前回より石質が劣りますが、珍しいロディン岩(ザクロ石の成分含む)を2個拾えたのは良かったです。(もっと色が濃ければ嬉しかったのですが…)


糸魚川の海岸はヒスイだけでなく、綺麗で面白い石たちとの出逢いもあるので楽しみ方が広がります。(慣れてくると「より美しい同系の鉱物」を探し求めるようになります(笑))

その思い出を「カタチにする大切さ」も共有できたなら、作り手として嬉しく思います。
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