作者の思考
ヒスイ日和(師走の壱)
2017年12月04日
12月に入り寒さが一段と厳しくなってきました。
加工するにも探索するにも辛い季節ですが、忍耐で乗り切ろうと思います(笑)
この日は天気がイマイチでしたが、ようやく押上の海岸が穏やかになりました。
それを待っていたのは私だけではなかったようで、数人の釣り人もこのチャンスを楽しんでいました。
波は長めで浜は小石だらけ…、この状態は期待ハズレでしたが歩き易さは抜群です(笑)
晴れたり曇ったりを頻繁に繰り返す寒空の下、釣りを楽しむ人もいて、石探しをする人もいる、なかなか面白い光景だと思います。
どうにか出逢えたのは、シーグラス1個とヒスイ転石2個でした。
小さいヒスイは淡い紫に染まっていて美麗、同タイプのサンプルと一緒に保管します。
もう少し探索を楽しむ為、いつもの河口へ行きました。
川沿いを歩いていると鮭を発見(笑)、まだ産卵期なのだろうか?
産卵を終えた後なのかな?、特に傷も見られず近づいても全く逃げる気配はありません。(水が濁っていて見えづらいですが、きっとメスなのでしょう)
水温が低いから無駄に動けないのだろうか?、何にせよ無事に役目を果たす事を願います。
次はロディン岩を発見、左から鶯石、鴬石、桜石って感じです(笑)
鶯石と鴬石は同タイプで発色が違うだけ、桜石は蛇紋石が多いタイプで桃簾石が入っています。(簾石系が入っていると言った方が正確かも?)
ちなみに俗称として桜石と呼ばれる石が既にあるので、「おうせき」と読むか「櫻石」と漢字を変えるか、差別化した方が良いかと思っています。(私が勝手に命名しただけですが(笑))
こっちは紫が入ったヒスイ転石、前回の端材より明るめの紫が僅かに入っています。
多分、端材は青海川系で、この転石は小滝川系の紫ヒスイなのだと思います。
上流は同じなので双方の川から出るのですが、確率的に青海は暗め(濃いめ)が多く、小滝は明るめ(淡め)が多いように思えます。(紫に限らず翠(緑)なども)
最後は…、これもロディン岩の一種なのだろうか?(結晶片岩の系統か?)
面白い模様が良い景色になっていて、座りも良いです。
乾くと白灰色の部分がキラキラと輝きますが、これは石英によるものだと思われます。(ヒスイ輝石にも似ているけど…)
今回も面白い探索ができました。
随分とデータ(サンプル)も溜まってきましたので、整理しながら別のデータも収集したいと思います。
山系のヒスイは発電所の工事の影響で探さなくても出回っているので、今からでも特徴を覚えるのは容易です。(初心者の入門編って感じです)
山系は非常にミャンマー産に似ていて白地の発色は暗め、これを主力にすると産地の区別が付かなくなるでしょう(笑)
原石での姿も薄い皮(風化した表面)で覆われていて、およそヒスイとは判別できない状態が多いです。(よってバレルで表皮を削り落とし、見た目を良くするのが主流になっているようです)
山系のヒスイの活用には、様々な意味で課題があるようです。
課題と言えば、最近は「表裏の問題」も致命的になっていますね…。
表裏とは「一体(背中合わせ)であって、混在ではない」って事を忘れないようにした方が良いです。
これは様々な領域の基本となる事なので、覚えておく事をお勧めします。
加工するにも探索するにも辛い季節ですが、忍耐で乗り切ろうと思います(笑)
この日は天気がイマイチでしたが、ようやく押上の海岸が穏やかになりました。
それを待っていたのは私だけではなかったようで、数人の釣り人もこのチャンスを楽しんでいました。
波は長めで浜は小石だらけ…、この状態は期待ハズレでしたが歩き易さは抜群です(笑)
晴れたり曇ったりを頻繁に繰り返す寒空の下、釣りを楽しむ人もいて、石探しをする人もいる、なかなか面白い光景だと思います。
どうにか出逢えたのは、シーグラス1個とヒスイ転石2個でした。
小さいヒスイは淡い紫に染まっていて美麗、同タイプのサンプルと一緒に保管します。
もう少し探索を楽しむ為、いつもの河口へ行きました。
川沿いを歩いていると鮭を発見(笑)、まだ産卵期なのだろうか?
産卵を終えた後なのかな?、特に傷も見られず近づいても全く逃げる気配はありません。(水が濁っていて見えづらいですが、きっとメスなのでしょう)
水温が低いから無駄に動けないのだろうか?、何にせよ無事に役目を果たす事を願います。
次はロディン岩を発見、左から鶯石、鴬石、桜石って感じです(笑)
鶯石と鴬石は同タイプで発色が違うだけ、桜石は蛇紋石が多いタイプで桃簾石が入っています。(簾石系が入っていると言った方が正確かも?)
ちなみに俗称として桜石と呼ばれる石が既にあるので、「おうせき」と読むか「櫻石」と漢字を変えるか、差別化した方が良いかと思っています。(私が勝手に命名しただけですが(笑))
こっちは紫が入ったヒスイ転石、前回の端材より明るめの紫が僅かに入っています。
多分、端材は青海川系で、この転石は小滝川系の紫ヒスイなのだと思います。
上流は同じなので双方の川から出るのですが、確率的に青海は暗め(濃いめ)が多く、小滝は明るめ(淡め)が多いように思えます。(紫に限らず翠(緑)なども)
最後は…、これもロディン岩の一種なのだろうか?(結晶片岩の系統か?)
面白い模様が良い景色になっていて、座りも良いです。
乾くと白灰色の部分がキラキラと輝きますが、これは石英によるものだと思われます。(ヒスイ輝石にも似ているけど…)
今回も面白い探索ができました。
随分とデータ(サンプル)も溜まってきましたので、整理しながら別のデータも収集したいと思います。
山系のヒスイは発電所の工事の影響で探さなくても出回っているので、今からでも特徴を覚えるのは容易です。(初心者の入門編って感じです)
山系は非常にミャンマー産に似ていて白地の発色は暗め、これを主力にすると産地の区別が付かなくなるでしょう(笑)
原石での姿も薄い皮(風化した表面)で覆われていて、およそヒスイとは判別できない状態が多いです。(よってバレルで表皮を削り落とし、見た目を良くするのが主流になっているようです)
山系のヒスイの活用には、様々な意味で課題があるようです。
課題と言えば、最近は「表裏の問題」も致命的になっていますね…。
表裏とは「一体(背中合わせ)であって、混在ではない」って事を忘れないようにした方が良いです。
これは様々な領域の基本となる事なので、覚えておく事をお勧めします。