作者の思考

ヒスイ日和(霜月の参)

2017年11月14日

11月の連休を過ぎて、ついに立冬を向かえました。(一週間も前ですが(笑))
最近は寒暖の差が激しくなり、いよいよ冬本番となるので体調管理に気を付けたいと思います。

先日は凄い雷でしたが、この日は気持ちの良い陽気となりました。
この天気なら久しぶりに押上の海岸を楽しめると思い出かけましたが、またまた大荒れ…。
一目で無理だと解ったので、また河口へ行きました。





河口も海側は大荒れなので、石の公園側の緩やかな支流を歩きました。
相変わらず姫川は濁っていて、浅いのか深いのか全く解りません。
見える部分のみ川へ入り、危険の少ない川沿いを歩きました。


まずはロディン岩(鴬石)を発見、ヒスイに良く似ていますが違う鉱物です。(混ざっているかも?)
姿と発色が良いので飾石になるでしょう、磨くかは後々に決めたいと思います。
左右で景色が違うので、光沢がなくても面白い飾石になるような気がします。




次ぎもロディン岩、でもこのタイプは蛇紋石が多いタイプでしょう。
この紫の部分は何だろうか?、ザクロ石の成分かと思ったのですが硬度が鉄よりも低いです。
蛇紋石よりは少し硬い感じもしますが、石全体のベースは蛇紋石だと思われます。


蛇紋石とザクロ石の成分が混ざっているのかな?、混ざりが不完全なので硬度も低いのだろうか?
解らないので知っている人に聞いてみようと思います(笑)
このタイプの石は20年前から気になっていた石で、もっと不純物の少ない紫の部分もあります。(綺麗な色で、今のところ経年での変色も無いです)


これもロディン岩ですが、蛇紋石が多いタイプです。
透明感のある濃緑の部分は硬度が低く、他の石で簡単に削れます。
ロディン岩にも軟質と硬質があるようで、硬質はヒスイと区別するのが難しいです。(慣れるまでは)




最後は硬質のロディン岩(鶯石)、これが一番ヒスイに似ているかと思います。
石質もしっかりしていて、中まで翠が入っているタイプです。
この「黄色が強めの黄緑」を覚えれば、ヒスイと間違える事は無くなるでしょ。



今回はタイプの違うロディン岩が拾えました。
これも識別の見本や飾石となるので、活用してみようと思います。

いつの日か正しく活用されるようになれば、輝いてくれる石だと思います。



話は変わり加工品の紹介です(笑)
まずはヒスイのピアス、おかげさまで作り続ける事が出来ています。


右上は「芽吹」のプレートから作りましたが、翠と緑が交ざり合っているので「万葉」に分類できるかと思います。(個人的な分類ですが)
その下が紫の「開花」で、残り4点は「芽吹」です。
どれも良い部分を切り出して加工していて、私の値段の基準ではありますが、お買い得な価格にしています。

あとはシルバーの指輪にも「開花」を合わせてみました。
ある程度はサイズを調整できるリングなので、どの指にも合うかと思います。


どちらも似合う人が買ってくれる事を願っています。



続けて更に関係の無い話ですが、以前に書いた「作品愛好家と鉱物マニアを分ける理由」を解りやすく書きたい思います。
一番解りやすい例えは、現実離れした例えですが「エルフ」と「ドワーフ」の違いでしょう(笑)
ファンタジー部分を引いて「性格」や「特徴」を考えると解るかと思います。(人間なので当然ですが、ドワーフほどの技巧は無く、エルフほどの知性も無いです)

どっちが悪いとか言う話では無く、とにかく「双方の仲が悪く活動する場所も違う」って事です。
また「どちらにも特化した分野がある」ので、その土俵によって基準が変わります。

こう考えると、どうしても鉱物マニアは地下で活動するのが良いように思えます。
地下と言っても「デパ地下」とか「オーストラリアの地下の家」のように、綺麗な感じの空間です。
そう言う場を作れたなら、同族で賑わいそうな気がするなぁ〜。
どちらも「独特の清潔感」が必用で、そこから外れると流石に居場所が無くなるでしょう。

ちなみに「導師」と言うのも、漫画やアニメのような現実離れした存在では無く「モチーフとなっている原点」の事を言っています。(数年前にも書いた気が…)
職人で言えば「親方」になるのかな…、導き師と呼ばれる存在と言った感じかな?
職人と違って一つの事に特化するのでは無く、多方面の事を学んで行く感じ。
なので私から見ると父は導師の1人となっています。(要は学べる相手)

先生との違いが難しいですが「年下でも導師に成り得る」って事で、分けようかと思っています。
まぁ、そんな感じなので現実逃避している訳ではありません(笑)

どうでも良い話でしたが、最後まで読んで頂き有り難うございます。
ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 | ご利用案内
Powered by おちゃのこネット