作者の思考

ヒスイ日和(長月の参)

2017年09月24日

とても良い天気だったので、青海の海で転石探しをしました。

この日は快晴で、とても気持ちの良い日和でした。
海は前日まで降っていた雨が影響しているようで、川の濁流によりツートンカラーの不思議な景色になっていました。(台風が縦断する前の話)





波は強いですが砂や小石が多く上がっていてヒスイの上がる確率が低い状態でしたが、誰もいない浜辺はプライベートビーチのようです(笑)
とにかく「一つでも魅力的な石を」と思い、探索したました。





その前に、まずは以前に押上海岸で拾った玉髄3個を撮影します。
その日は曇っていて綺麗に写せませんでしたので、快晴のこの日に撮影しました(笑)
上は透明度が高く、右は縞瑪瑙と小さな剣水晶を含んでいて、左は茶色の他鉱物を含み表情が豊かです。
どれも丁度良いサイズなので、転石見本に活用したいと思います。(経験上、通常のヒスイよりも拾えないかと…)




撮影を終えて浜を探索していると、緑に輝く石を発見!
ヒスイではありませんが、緑の玉髄がキツネ石を分断している珍しい鉱物でした。


完全に分断しているのでスライスすれば、緑の玉髄だけのプレートが取れるでしょう。(姿が面白いので切断しませんが)
でも表面だけ磨いても良いかもしれません、きっと緑の玉髄の部分は際立って輝くでしょう。
ちなみに緑の玉髄の部分は「クリソプレースの分類」になるようです。

今回の出逢いはこれだけでしたが、珍しい鉱物が拾えて良かったです。


家に帰ると庭の木にオニヤンマがいました。
交尾の最中のようで逃げる気配は一切なく、未来へ繋ぐ命を残そうとしています。


いつもながら美しいヒスイ色の目に魅了されながらも、一つでも完成された姿が二つ揃う事で「更に美しくなるのだと」と実感しました。

長々と見ているのも無粋なので、感動を記憶に焼き付けて家に入りました。
来年はこの子孫と会えるのだろうか?、また夏が楽しみになります。



続いての話は、根知に遊びに行った事を書きます。

この日も快晴だったので、前から気になっていた日吉神社を目指します。
先月まで「飾り雛」が出迎えてくれていた踏切を渡り、いざ里山へ!


両親も一緒に連れてきたので、いろいろと巡りながらドライブしました。
まずは「塩の道資料館」に到着、茅葺き屋根の資料館で良い雰囲気です。
多くの資料が展示してあるので、興味がある人は訪れてみて下さい。(有料)





日吉神社を探しながら車を走らせていると、観音堂へ辿り着きました。
ここも歴史が深そうな建物で、外には馬(牛?)が荷物を運ぶ為の大きなソリがありました。(豪雪地帯ならではの運搬法かと、塩もこれで運んだのかな?)
その横の石碑は絶妙なバランスで立っており、周りも綺麗に清掃されていました。



お堂の裏側で草刈りをしていたお爺さんに日吉神社の場所を聞くと、この少し先だと解りました。
初めてだと非常に分かりづらいですが、そこに神秘を感じます。


やっと日吉神社に到着!、石の階段と石の鳥居が向かえてくれました。(延年乃泉と巨大なトチノキも(笑))


ここは「おててこ舞」が有名な神社ですが、残念な事にその時期は終わっていて、まさに「後の祭り」でした…。
神社は閉まっていて休息に入っているかのようでした。(なので撮影もしていません)
今度は祭事の時期に訪れたいと思います。


お昼が近づきお腹も減ったので、スキー場に隣接している「歩荷茶屋」へ行きました。
ここでラーメンを食べて満足、良い日を根知で過ごせました。
まだまだ根知は広いので、探索すると面白そうです。(根の国を知る探訪って感じか?)


大地に根を張って生きる人たちの強さを感じて、その中の美しさを記憶したいと思います。

今度は自転車で巡ると楽しいだろうなぁ〜。(クマに注意ですが…)
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