作者の思考

ヒスイ日和(卯月の弐)

2017年04月17日

今回は転石探しではなく、やっと満開になった桜を楽しみました。

まずは10日、少し晴れ間が出たので青海へ桜を見に行きました。
最近まで気温の低い日が続いていて、なかなか桜の開花が進みませんでしたが、ゆっくりと花が開き7分〜8分咲きにまで進んでいました。
天気は快晴ではなかったので暗めの写真となりましたが、冬期を終えた私には柔らかな色彩が大切な感性(作り手にとって)を癒してくれます。




そんな中でも椿は鮮やかで、タイミング良く陽が差した事もあり美しく撮影できました。
このタイプは品種改良?なのか原種よりも期間が短く(咲き出す期間が違う?)、最後の一輪となっていました。(下には咲き終わった花が幾つか落ちていました)



この後に、同じく桜を撮影していたおじさんと話が弾み、自然と遊ぶ事をたくさん話しました(笑)

更にこの日の夜はピカピカの満月、輝きまくって白夜のように地上を照らしていました。(花札なら「花見で一杯、月見で一杯」って感じです!)


次は14日、急激に暖かくなった事もあり桜は満開になっていました。
ここは青海の小学校付近で、毎年美しい桜が咲き乱れています。
今年の冬は特に気温が低かったので桜の状態が良くない場所もあるようですが、ここはその影響が少ないように感じました。





ちょっとした桜のトンネルも歩く事ができて春本番を楽しめましたが、残念な事に花見を楽しむにはとても風の強い日だったので、外で昼食をとる事はできませんでした…。
この気温とこの強風、花の命は短いと言いますが更に短くなってしまう事でしょう。(本当に残念)




最後に姫川河口の桜づつみ。
高い気温と強風で空は霞がかり、桜並木を歩くと凧のように飛ばされそうになりました(笑)
黄色が強い太陽光だったので、桜がより白っぽく見えてしまうのも残念。
花見をしながらの昼食は、次の機会に楽しみたいと思います。




ちなみに淡い開花色の紫ヒスイでピアスを作りました。
今回は爪止めの金具ではなく、シンプルなSV金具を使用しています。
この優しい発色は夜に濃さを増し、月明かりでの夜桜を想わせてくれます。(記憶とリンクして、紫ヒスイでも花見を感じられるなぁ〜)




その年々の春を体験できるのも残り30回くらいでしょうか…。
私の寿命次第ではあるのですが、その時々の瞬間を大切に生きれたらと思います。(ジジイになっても創作は続けられる体でいたい(笑))
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