作者の思考

神々と言語の関係

2010年12月07日

世界中には数多の神々が伝承されています。
それを良く調べてみると似通った特徴が認められます。
太陽神を考えてみると、アポロやアメン・ラー等々、日本では天照が代表的です。
これらは同じ太陽の神を指しているので同じ存在、だけと完全に同じではありません。
言語では同じ「太陽」でもそれぞれの国の言葉で言い表されます。
言葉が違うだけで伝えている対象は同じ、だから本質は何も変わりません。
でも完全に同じ意味合いで使われている訳でもない場合があります。
更に日本語での太陽自体にも呼び名が幾つか在り、日・陽・日輪などがそれに当たります。
神に置き換えると天津神の天照、国津神の猿田彦、それぞれの子孫達と考えられます。
そう考えると言葉の数だけ神々が存在するように思えます。
もし世界中が同じ言語で統一される時代が来たら、多くの神々が姿を消すことでしょう。
ですが呼び名が変わるだけで、その存在自体が消滅するわけでは無い…。
同じ言語をもっとシンプル化すれば、その中でも言葉(神々)は整理されていきます。
しかし、これでは言語の退化を意味するのではないでしょうか…。
神々の、言語のルーツを辿り、原点だけの世界とする事は現代文明の破滅をもたらします。
表現方法の制限は豊かな感情(情緒)を無駄にして、激情での行動のみが残ります。
これでは遙か昔に逆戻り、先人達の苦労が報われません。
なので神々(言葉)はある程度、多い方が平和だと言えると思います。
神々が多いと言うことはそれだけ言語能力・表現能力の高い国だと考えて良いと思います。
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