作者の思考

宝石名と鉱物名

2010年12月01日

普通、宝石名と鉱物名は異なった名前を持っています。
例:宝石名はルビー・サファイヤ、鉱物名はコランダム、コランダムでは宝飾にはなりません。
ですが、どちらとも同じ名前で通っている鉱物(岩石)が幾つか在ります。
その中の一つが翡翠で、全ての翡翠が宝石と勘違いされる事が多いです。
英名ではジェードからの区別でジェダイト(硬玉翡翠)として区分されてはいますが、
ジェダイトの中での区分がされず、別鉱物のオンファサイトやコスモクロアは分けられています。
単結晶でないので成分分析などが難しいのでしょうが曖昧すぎると思います。
そもそも宝飾のルールは、ごく一部の特権階級の方々により作られています。
無色透明ではダイヤモンド、赤ではルビー、青ではサファイア、緑ではエメラルドなど
色の頂点が既に決められているので、今更そこへ入り込む事は不可能なのでしょう。
その上、翡翠は「東洋の宝石」と言う位置づけなので西洋が表だって認めるとは思えません。
ルールとは作った側が有利になるよう構築された「制限」なのですから…。
(でも裏では最上質の翡翠はヨーロッパへ送られていますが…)
とにかく、宝石と鉱物のガイドラインを明確にして頂きたい!
「翡翠」ならば宝飾品、「ヒスイ・ひすい」ならばアクセサリー・工芸品と分別出来ないものだろうか…。
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