作者の思考
作品紹介
2014年11月13日
今回は、月読命「翠月」の四作目を紹介します。
透明度が高く、白雲のような紋様のあるヒスイプレートから制作しました。
淡く明るい翠が溶け合うように流れ、常に濡れているかのような肌は自然光を透します。
若干の石目とヒビ(秘美)もあり、自然そのままの景色を楽しめます。
かなり昔のヒスイなので値段は高額でしたが、その分、美しく仕上げる事ができました。
片側に多くの翠が流れ、白銀の月が少しずつ翠に染まっていく姿を映しているようです。
練られたヒスイだった事もあり、非常に硬く造形に苦労しましたが艶は出しやすかったです。
厚さを13mmにして曲線をとり、ふっくらとした仕上がりを目指しました。
しかし、勾玉と違い曲線のみを重視しすぎるとデザイン(姿形)が崩れるので、そのバランスがとても重要になります。(デザインは曲線と直線の二つで成り立ちます)
彩雲のような肌により、月読の美しさが最大限に引き出された作品となりました。
非常に透明度が高いヒスイなので、13mmの厚さでも光を容易に透します。
柔らかい翠は芽吹きを想わせて、苦難に耐えて成長する者を優しく包み込んでくれます。
雪のように繊細に見えるのに、悠久の時から繋がる不滅の存在、このギャップが人の心を魅了する一つの要因なのでしょう。
このタイプの糸魚川ヒスイを加工するのは、とても久しぶりです。
発色もさることながら、白雲のような紋様が最大の魅力と言えるヒスイだと思います。
今後も、なかなか入手できないヒスイなので、欠片も大切に加工したいと思います。
予定では同じ大サイズの天照と素戔鳴を制作し、三貴子を揃えようかと考えいます(笑)
プレートは大きくないのでヒビも入ってきますが、「秘めたる美」として表現できるよう努力したいと思います。
きっと「ヒビをさけて小〜中サイズで作れば?」、と思う人もいるのでしょう。
でも、このヒスイは「魂の依代」の領域を強く表現すべきレベルなので、より作品力を強めた存在として現代に誕生させたいと考えます。
ここは私の芸術への想いを、最後まで通させて頂きたいと思います。(今更ながら、一方通行ですみません(笑))
透明度が高く、白雲のような紋様のあるヒスイプレートから制作しました。
淡く明るい翠が溶け合うように流れ、常に濡れているかのような肌は自然光を透します。
若干の石目とヒビ(秘美)もあり、自然そのままの景色を楽しめます。
かなり昔のヒスイなので値段は高額でしたが、その分、美しく仕上げる事ができました。
片側に多くの翠が流れ、白銀の月が少しずつ翠に染まっていく姿を映しているようです。
練られたヒスイだった事もあり、非常に硬く造形に苦労しましたが艶は出しやすかったです。
厚さを13mmにして曲線をとり、ふっくらとした仕上がりを目指しました。
しかし、勾玉と違い曲線のみを重視しすぎるとデザイン(姿形)が崩れるので、そのバランスがとても重要になります。(デザインは曲線と直線の二つで成り立ちます)
彩雲のような肌により、月読の美しさが最大限に引き出された作品となりました。
非常に透明度が高いヒスイなので、13mmの厚さでも光を容易に透します。
柔らかい翠は芽吹きを想わせて、苦難に耐えて成長する者を優しく包み込んでくれます。
雪のように繊細に見えるのに、悠久の時から繋がる不滅の存在、このギャップが人の心を魅了する一つの要因なのでしょう。
このタイプの糸魚川ヒスイを加工するのは、とても久しぶりです。
発色もさることながら、白雲のような紋様が最大の魅力と言えるヒスイだと思います。
今後も、なかなか入手できないヒスイなので、欠片も大切に加工したいと思います。
予定では同じ大サイズの天照と素戔鳴を制作し、三貴子を揃えようかと考えいます(笑)
プレートは大きくないのでヒビも入ってきますが、「秘めたる美」として表現できるよう努力したいと思います。
きっと「ヒビをさけて小〜中サイズで作れば?」、と思う人もいるのでしょう。
でも、このヒスイは「魂の依代」の領域を強く表現すべきレベルなので、より作品力を強めた存在として現代に誕生させたいと考えます。
ここは私の芸術への想いを、最後まで通させて頂きたいと思います。(今更ながら、一方通行ですみません(笑))