作者の思考

作品紹介

2014年10月29日

今回は、神緑のストラップの二点を紹介します。

高浪の池を想わせる色合いの翡翠で、神緑のストラップを制作しました。
非常に良質の翡翠で、その質感は「深緑に染まった氷」のようです。
このタイプの翡翠はヒビが多く、そのヒビにそって切断して作品を制作します。
今回は以前に制作した作品よりも、大きく切り出す事ができた分、値段も高めとなっています。
このレベルは川や海で出会える確立が非常に低く、原石での販売も見かけません。
糸魚川翡翠らしい、品格のある貴重な神緑の翡翠です。





透明度が非常に高く、弱い光源でも透けて輝きます。
ゼリーのような柔らかい透過が魅力的で、まるで水面を眺めているようです。




こちらも同じ翡翠で制作しました。
一色タイプではありますが、透明度が高い良質の翡翠です。
良く見ると濃淡があり、美しい自然の景色が映し出されています。
光沢も抜群で、反射と透過のバランスがとても良い理想的な翡翠です。
プレートになっていた厚さで曲線を出し、滑らかな仕上がりになっています。
二〜三等分にして品数を増やす方法もありますが、せっかく致命的なヒビのない大きさを切り出せたので、そのままを加工してストラップにしました。





透明度も抜群で、光を受けると生命の象徴色で溢れます。
こちらの作品の方が発色が強く、翠と緑が混ざり合っています。




このレベルの翡翠には、なかなか出会えないので作品も限られます。
既に切断されているので、厚みのある作品が制作できません…。(今現在は)
昔の翡翠なので、まだ同じタイプを持っている住人がいるとは思いますが、今後に出会える確立は高くは無いでしょう。

無傷の原石があった場合は、そのまま未来へ繋げて行くのが良いのでしょうね。
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