作者の思考

久々の標石拾い

2014年05月24日

久しぶりに海へ行って来ました。

前日は天候が荒れていたので、ちょっと期待しながら海へ向かいました。
良い出会いがあったら良いなぁ〜、と思いながら久しぶりの海を楽しもうと思っていました。

そうした最中、海へ下りて1分もたたずに、綺麗な白ヒスイと出会いました!
いきなり、しかもけっこう大きい白ヒスイです。
ほのかに翠が入っていて、私が「芽吹」と呼んでいる系統のヒスイでした。
レア度はレベル4を付けても良いかと思っています。(白の美しさが群を抜いている)
小滝系の川の(昔の)ヒスイで、海では珍しいタイプです。
もっと翠が入っていたらレベル4.5〜5は付けられたかと思います。(惜しい!)





普通に波打ち際にあり、最初は白い陶器かと思ったほど目立っていました。
拾った瞬間は「雪が解けずに漂着したのか?」と思うくらい綺麗でした。
これだけ目立っているのに、誰も気が付かなかったのだろうか?、と疑問に思いました。
私は午後から海へ向かいましたが、午前中に打ち上がっていたとしたら拾われていたのでしょう。
これはタイミングで、丁度その時に打ち上がって私が出会ったのでしょう。(多分)

石との出会いは運命と言います、きっとこの白ヒスイは私を待っていたのだと思います。(希望的観測)
久しぶりの出会いだったので、とても興奮しました。
最初に出会ってしまったので、後の散策は集中できず、ただの波を見ながらの散歩になっていました(笑)
それでも幾つかのヒスイと出会い、満足のいく日を送れました!



糸魚川へ移り住んだ事で行きたい時に行けるのですが、いろいろと忙しく以前より海を訪れる回数が少なくなっています。
忙しい事は良い事ですが、標石(標本になる転石)との出会いも大切にしなければと改めて感じました。
これから季節も良くなってきますので、可能な限り海へ行きたいと思います。


そう言えば帰り際に、外国の(カルフォルニアの)女性と出会いました。(糸魚川へ旅行に来そうです)
ヒスイを探しに海へ来たそうで、浜辺を一生懸命、手で掘っていました。
近くを通りかかると、話しかけられ一瞬「ドキッ」としました。
何故ならば英語が話せないから…(笑)、日本人にありがちの理由で身構える自分が可笑しかったです。
でもその女性は日本語が堪能で、普通に会話ができました。
スゲーな外国人、言語能力では完全に負けているなと思いながらも、ヒスイの判別をお願いされたので集めた転石を見てみました。
すると二つヒスイがありました、それを伝えると、その女性は全身で喜びを表現していました。
あの喜びようは芸術的で、日本人では見られない表現力だと感じました。

言葉よりも遙かに伝わる感情、今の日本人に足りないのは「それ」のようにも思えました。
何故か関係のない私まで嬉しくなるような表現力、その影響力(伝達力)は凄まじいです。
アメリカは日本に(って言うか地球に)原子爆弾を打ち込んだ意味不明な国ですが、個々人を見ると普通な人達(むしろ感性の強い人達)がいるんですよね。
そういう人達となら、きっと解り合えるのだろうと思いました。(少数ですけどね…)

人類は、いつまでも錯覚を信じていないで、現実を見て生きていけたら良いのに。
でも人間主動の現実と自然の現実の、どちらを柱とするかで話は噛み合わなくなるんですよね…。
まぁ、地球あっての人間なんだから力関係はハッキリしていますけど。(宇宙と比較しても良いけどね)
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