作者の思考

作品紹介(布留玉の社)

2014年02月24日

命名は、古代丹後王国の王の眠る“神明山古墳”より頂いております。



こちらの翡翠を加工し、布留玉「神明」が誕生しました。


丹後では古代王朝の勾玉・玉類が多数発掘されており、玉の素材・大きさも大小様々で、各時代により大きく変遷がありますが、発掘される数・遺跡からしても、玉造りの専門集団がいたのであろうと思われます。
この古代の玉造り達の造る玉は他の地域にみられない独特の造形美があり、大変見事であります。


この布留玉「神明」は、丹後で発掘されている“玉”を強く意識して造りました。
この玉は淡い色合いながら透明感は比較的に高く透過光も綺麗です。造形は面長であり頭から尾にかけての、しなやかな曲線美をたずさえています。


丹後の玉らしい味わい深い玉に仕上がりました。
作品より古代の息吹を少しでも感じて頂ければ幸甚の至りです。
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