作者の思考

遺跡掘り体験 ⑩

2013年10月17日

発掘作業も終盤を向かえ、ペースも少しずつ緩やかになってきました。

多くの遺物が出土するであろうと期待していましたが、思っていたほど出てこないです。
炉が4つほど出ていますが、規模が小さく人が住んでいたいにしてはお粗末です。
集会所だったのか、それとも休憩所だったのか…、よく分かりません。
ちなみに、また炉の下から炉が出たようです。

ヒスイの原石や石器は出ていますので、何かしらしていた事は間違いないかと。
川の近くなので、もっと栄えても良い気がするのですが、当時この川がどの程度の規模だったのかも分からなので、どのような環境だったか分かりません。(私には)
精査して出てきた川は、けっこう大きな川に見えるのですが…。

遺構も現段階では多く無く、どうも小規模な気がします。
小屋程度に使っていたのだろうか…?

そんな中でも、黒曜石の石核に出会いました。
小石程度の大きさでしたが、そこから大切に活用した事が良く分かります。
普段出てくる薄い黒曜石では無く、塊での黒曜石はそれだけで美しく、存在感があります。
矢尻となっている品とは違った魅力も感じました。(鉱物が好きだからかも)

それと重要ではない石ですが、面白いものを見つけました。



なんか顔に見える気が…。(ちょっと不気味な感じもする)
私はET(宇宙人)の化石と呼んでいますが、とても面白いです。
こういった石像があっても不思議ではないですが、胴体も無いし加工した感じでもないです。
もののけ姫に出てくる、木霊っぽくも見えてきますね…。
偶然なのでしょうが「必然に思える」って事は現実に存在していて、この世界を楽しくする一つの現象なのだと感じます。(それが幻想だったとしても)

もし古代人が同じ事を感じて、この石を持ってきたのだとしたら、その楽しみを「時代を超えて共有している」って事なのかもしれません。

まぁ、私が「そう思いたい」って事なのでしょうけどね(笑)
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