作者の思考
底なる玉
2013年07月27日
久しぶりに海へ行ってきました。
今回は川と海とが合流する場所で、作品に加工できる鉱物を探す事にしました。(海岸では小さい石が多く、私が求める加工には不向きです)
しばらく川淵を見ていると、川の中にとても綺麗に輝く石を発見しました。
こういった事は何度か経験する事ですが、その殆どがキツネ石です。
今回もそうだろうと思いながら、それでも「綺麗な緑玉髄(クリソプレーズ)なら良いな」くらいな感じで手にとってみました。(9割が冷静、1割が期待みないな心境です)
手にとって見て、その美しさに目を疑いました…。
とても暑い日でしたので頭が鈍くなり、感動を認識するのにも時間が必用でしたね(笑)。
正直な話、川でこのタイプを拾った事がなかったので乾くまで半信半疑でした。
とても明るい翠が全体を染め、透明度も抜群、このタイプは私が普段扱うヒスイとは異なっています。
おそらくは小滝の良質な翡翠だと思います。(青海の翡翠では無いと考えます)
かつて海で拾った人のを見た事があり、その特徴とそっくりです。
見る限りではヒビも無く、微細なヒスイ輝石がギッシリと集まっている良質の翡翠です。
裏側は角閃石が多い事もあり少し粗くなっていますが、所々に見える透明感のある白地には濃い緑色が流れています。
こちら側は、とても良く似た石英系の石があり間違える人が多いです。
確認方法としては、乾いた状態で判断する事をお勧めします。
不純物がある為、全体を光が抜けては行きませんが、良質の部分は全て光を透します。(裏側を少し削れば完全に光を透すでしょう)
この神秘的な姿は、何度見ても飽きる事はありません。
今の季節にピッタリの翡翠で、自然の生命力に満ちています。
まさに「底なる玉」と言えるかと私は思います。
まさかこのレベルの翡翠と出会えるとは思いませんでした。
加工が可能な大きさなのですが、勿体なくて手をつけられません(笑)。
ちょっと思ったのですが、こういった翡翠を加工した縄文人は、どんな心境だったのでしょうか?
もし欲だけの感情で加工したのだったら、幻滅ですね…。
そこに崇高な志が在ったのだと信じたいです。
今回は川と海とが合流する場所で、作品に加工できる鉱物を探す事にしました。(海岸では小さい石が多く、私が求める加工には不向きです)
しばらく川淵を見ていると、川の中にとても綺麗に輝く石を発見しました。
こういった事は何度か経験する事ですが、その殆どがキツネ石です。
今回もそうだろうと思いながら、それでも「綺麗な緑玉髄(クリソプレーズ)なら良いな」くらいな感じで手にとってみました。(9割が冷静、1割が期待みないな心境です)
手にとって見て、その美しさに目を疑いました…。
とても暑い日でしたので頭が鈍くなり、感動を認識するのにも時間が必用でしたね(笑)。
正直な話、川でこのタイプを拾った事がなかったので乾くまで半信半疑でした。
とても明るい翠が全体を染め、透明度も抜群、このタイプは私が普段扱うヒスイとは異なっています。
おそらくは小滝の良質な翡翠だと思います。(青海の翡翠では無いと考えます)
かつて海で拾った人のを見た事があり、その特徴とそっくりです。
見る限りではヒビも無く、微細なヒスイ輝石がギッシリと集まっている良質の翡翠です。
裏側は角閃石が多い事もあり少し粗くなっていますが、所々に見える透明感のある白地には濃い緑色が流れています。
こちら側は、とても良く似た石英系の石があり間違える人が多いです。
確認方法としては、乾いた状態で判断する事をお勧めします。
不純物がある為、全体を光が抜けては行きませんが、良質の部分は全て光を透します。(裏側を少し削れば完全に光を透すでしょう)
この神秘的な姿は、何度見ても飽きる事はありません。
今の季節にピッタリの翡翠で、自然の生命力に満ちています。
まさに「底なる玉」と言えるかと私は思います。
まさかこのレベルの翡翠と出会えるとは思いませんでした。
加工が可能な大きさなのですが、勿体なくて手をつけられません(笑)。
ちょっと思ったのですが、こういった翡翠を加工した縄文人は、どんな心境だったのでしょうか?
もし欲だけの感情で加工したのだったら、幻滅ですね…。
そこに崇高な志が在ったのだと信じたいです。