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作者の思考
嬉しい来客
2012年07月27日
この間、同郷より嬉しい来客がありました。
私よりも若い男女のカップルが、当工房を訪ねて来てくれたのです。
(自宅兼工房となっていますので、想像した感じとは違ったかもしれません…)

糸魚川のヒスイに惹かれ、この地に足を運んだところ、当工房を知ったそうです。
地道に宣伝していた事が役に立って嬉しい限りです!

いろいろと話を聞いていると、二人とも創作に理解がある人達でした。
女性は絵を描く仕事をしているらしく、共通する創作の話で盛り上がりました。
男性は日本神話に詳しく、彼女を支える良き理解者と言うのが良く分かりました。
作る側と支える側と言う、バランスのとれた二人で羨ましい限りです。

何よりも嬉しかったのが、年齢の近い世代の人に理解された事でした。
ヒスイというのは、どうしても「年輩向け」と言うイメージが強く根付いています。
そして現実的にも、年輩者でなければ購入が困難な価格でもあります。

若者に魅力を感じさせる為には、昔のスタイルを変えていく必要があります。
しかし、姿形は合わせられても、価格を合わせる事は非常に困難となります。
手をかけるほどコストが増えて、ヒスイのランクを落としても解決しません。
低価格で引き入れるのでは意味が無く、購入意欲を引き出す必要があります。

現在は自ら「低賃金使用人となる暇な爺さん達」がいて、暇つぶしで商売ごっこをしているので異常な価格設定になっている領域がありますが、バイト感覚での産物なので、それで生活し続ける事も未来を創る事も不可能です。
(年金をもらい、生い先も短いから可能な遊びで、そこには何の大義名分も無い)

何よりも「爺さんと中年男のラブロマンス」って状況をどうにかしたい。
(どうしても男だけだとこうなる、ムサイだけで情緒がない…)

これでは魅力的な未来へのビジョンには成りません。

申し訳ないですが、将来的に若い女性を道化として祭り上げる必要が出るでしょう。
それも、無駄に高いプライドを持たない「道化としての使命」を果たせる女性を…。
(道化とは本来、人を楽しませる存在であり、現代ではシンボルですから)

そして、そのイベントを支える市民(国民)や工芸士を育成できれば、糸魚川がヒスイにおいての主導権を握る事も出来るでしょう。(その前に、やれねばならない事がたくさん在るが…)
糸魚川という国が考える事ですが、この領域の知識を私達も得る必要があります。
ヒスイに興味が無くても、どんな仕事でも根本は同じです。(国政の縮図)

国産ヒスイは糸魚川の、更には日本人のアイデンティティーに関わってくる存在で、慎重に扱わないと民度にも影響し、先進国の笑い者になりますので注意が必要です。
(作った本人が価値を下げると、その価値が高いとは誰も肯定できなくなる)

このヒスイにおいて、中国が日本を何と呼んでいるかと言うと「ダストボックス」と呼んでいます、要するに価値のないモノを換金できるゴミ箱って事ですね…。
(安ければ良いと言う日本人の価値観を利用しながら馬鹿にしているのが現実)

結局、肥満体の現代ビジネスと言うのは「低賃金労働者換金システム」を使わないと成り立たないものとなっていて、天下りに依存し続ける「終身雇用家畜システム」と、競争という名目で外野が儲ける「軍鶏賭博システム」に蝕まれているわけです。

どこで歪んだのかは知りませんが、今はそんな世の中になっています。

そんな世の中で、私の創作を理解・評価してもらえた事を心から感謝します。
所有する二つの神玉が、二人の未来を共にするお守りとなる事を願っています。

私も前を向いて進めば、きっと良い結果をもたらすと信じて活動して行きます。


これから少しずつ、人の進化(変化)は分かれていくように思われる。
姿形は良く似ているけど違った進化形態、そんな生物は地球には多数いますし。
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