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作者の思考
またまた、海からの贈りもの
2012年07月17日
またまた、浜辺で綺麗なヒスイの漂石に出会う事ができました!
不動滝へ遊びに行ってから運が付いたのだろうか?




海で拾えるタイプの青ヒスイの漂石です。
青色と言っても、青緑のヒスイが殆どでスカイブルーのヒスイは見た事がありません。
紺色だったり青緑色だったりと、青ヒスイの色調は日本海と同じように思えます。
海での青ヒスイは良く練られていてるタイプが多く、結晶が小さい良質が多いです。
透明度もあって、透かすと魅力的に輝きます。(紺色は強い光でないと透けません)
色が濃くなると透明度が低下するのは、ヒスイ全般に言える事だと思います。




こっちは良質な濃緑ヒスイの漂石です。
私が万葉ヒスイと呼んでいるヒスイの上位に、このタイプが存在します。
角閃石は一切なく、その色調だけを残して緑と翠が溶け合ったようなヒスイです。
普段は暗く濁ったように見えますが、光にかざすと鮮やかな緑色が浮かび上がります。
質も練られているので、磨けば最高の光沢を出せるヒスイである事が分かります。
このクラスなら誰が見てもヒスイだと分かるので、喜んで拾って行く事でしょう。




もう一つは、良質な紫ヒスイの漂石です。
こちらも海で拾えるタイプの紫ヒスイで、明るく柔らかい紫色の発色が特徴です。
ヒスイ自体は結晶が細かく透明度も高いのですが、粘り(耐久力)が低いように思えます。
加工での経験で、他のヒスイと比べると衝撃に若干弱い印象を受けました。
このタイプの紫ヒスイは繊細に出来ているのかもしれません。(発色自体も繊細だし)
しかし貴重な「このタイプの紫ヒスイ」を加工する事は、ごく希な事なので、あまり重要な事ではないかもしれませんね…。
光の透過は抜群で、明るい紫色が膨張するかのように沸き上がってきます。


しかし、どれもサイズが小さいのが悔やまれます。(サンプルとしては十分ですが)
こんな時、愛好家なら「ビックライトが在ったら!」と思った事があるでしょう。
自分の意志で自在に大きく出来たらどれだけ幸せか…、でもあれって対象物の解像度も高めてくれるのだろうか?
単純に大きくなると結晶自体も大きくなり、ただ粗だけのヒスイになってしまう…。
そんな、どうでも良い事を考えてしまう今日この頃なのでした。
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