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作者の思考
うつろわざるもの
2012年03月27日
この糸魚川では、どうしても「ヒスイ故郷」として、ヒスイが主役になりがちですが、実際は「姫の国」としての奴奈川姫の存在が重要になります。

なんたって奴奈川姫は消耗しない「うつろわざるもの」ですから。
神話やおとぎ話で伝承されている別次元の存在です。

そして何よりも重要な事は「奴奈川姫=糸魚川」であって、糸魚川のみが主導権を持っています。
ヒスイは原石が他県に流れたらそれで終わり、勝手に都合良く使われ消費して行きます。

本当なら「糸魚川の納税者でなければヒスイを扱う権利を得られない」と言う、権限を行使できれば良いのでしょうが、この糸魚川が王国でもない限り不可能でしょう。(それに今更ですし…)

今でさえヒスイ原石が他県に流れているのですし、販売も殆ど卸になっています。
それにこれは「価格の守れない者(業者)から、価格の守れる者(業者)へ渡っていく」と言う商売の常なのでどうしようも無いですね。

結局、良質ヒスイの多くは他県の者が所有している始末、周り回って先人の報いを受けている訳です…。
これはもう、くだらない「イタチごっこ」ですよ。

だからこそ「絶対に持ち出せない存在」を重視しなければならないと考えます。
奴奈川姫を反映した商売は、なにもヒスイだけではありません。
奴奈川ブランドによる奴奈川ファションとしても面白くやれるかと思っています。
(ヒスイも奴奈川ブランドの一要素であれば良い)

例えば高校の制服を和風・古代風のデザインを取り込んでみるとか…。(私立なら可能かも)
コスプレ感が否めませんが、控えめにしながら独創的なデザインにすれば良いかと。
これから「そう言った趣向」の若者も増えるので、糸魚川も注目されるのでは無いだろうか…。
女性なら「奴奈川スタイル」男性なら「八千矛スタイル」でやれば面白い制服が仕上がるかも。
(夫婦としての扱いではなく、男女としての区別のスタイルです)

更に限定のデザインのお守りを持たせても良いですね。
特に小学生から教育の一環とすれば、その存在の大切さが伝わるかと思います。

すり込みではありますが、所詮は教育も同じですので何を伝えるべきなのかを決めた方が良いです。
奴奈川姫は糸魚川が存在する以上は不滅ですし、うつろわざるものは人類が存在する以上は不滅です。
そして人類によって完全に消費される事の無い「絶対的な宝」となります。

ヒスイが「糸魚川の宝」として維持できなくても、「日本の宝」として維持できなくても、「人の宝」として維持できなくても、うつろわざるものは「人類の宝」であり続けます。

これが「無形財産」の最大のメリットであり、弱点である領域は「有形」とすれば顕示できます。

即お金とは成りませんが「結果は後から着いてくる」を信念に進まなければ、いつまでたっても「幼稚な商売ごっこ」からは脱却できません。
特に「良い品を安く売る」こんな子供でも出来る遊びをしている場合ではない。


最近は特に商売の敷居が低く成りすぎて、混沌としている気がする…。
人類は短命であったから進化したと言われていますが、寿命が2倍になったと同時に進化率は半減したのかもしれませんね。

日本が今のステージで稼ぎたいのだとしたら、新興国と同じく商売中毒(商売ジャンキー)となるしか無いかと思います。(割に合わない事も平気でしますし)
今までの記憶を消して最初からやり直す事も考えられますが、現実的ではないですね…。
やはり次のステージに進んで、新たな「熱中対象」を発見するしか方法は無いかと。

しかし日本は世界に先駆けて「少子高齢化」となっています。
これは人類進化の必須条件なので、そういう意味では最先端を行っています。
誰が考えても増え続けて成り立つ地球ではありませんので、日本が世界へ向けて「在るべき姿」の見本となる日が来ることを願っています。

※現実の事を書く際には、同じ事を繰り返し言い続けて行きます。
 この世の中に信用しうる確かな事は、私にとっては非常に少ないので。
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