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ホーム作者の思考ヒスイ日和(水無月の壱)
作者の思考
ヒスイ日和(水無月の壱)
2021年06月24日
六月も後半になり、曇りや雨の日が増えてきました。
当初は「早めの梅雨入り」との事でしたが、それは九州方面だけだったのだろうか?
このまま梅雨が明けたとしたら糸魚川では空梅雨になるのでしょう、でも最近は七月が大雨になる事も多くなっているので、油断せず備えたいと思います。

それでは6月一回目の探石記録を書きます。

午前中は暑いくらいの気温になり快晴でしたが、お昼頃から曇り始めました。(6/21)
やや曇りだした頃の押上の海岸、訪れていた人たちが浜辺を楽しんでいました。





浜辺の状態は波が強く長めでイマイチでしたが、それよりも刻々と自然光の乏しさが増していくのが致命的でした…。(気晴らしとしては残念な環境でした)




前を二人の棒(石をすくう棒)を持った探石人が歩いていたので、折り返し地点の手前で引き返しました。(今回はプライベートビーチ感は味わえず残念!)


つくづく感じたのは、探石では「人が多くいるよりも太陽光が乏しいのが最も辛い」って事でした(笑)
目の上が重くて仕方がない…、波しぶきと相まって老眼が始まった目には辛すぎるなぁ。
快晴だった午前中に来れば良かったと後悔しました。(仕事(加工)していたのだから仕方ないですが(笑))


とりあえず見付けたのは、含マンガン単斜灰練石と石英斑岩(薬石)です。
空が少しだけ明るくなった時に撮影しましたが、本来の美しさは写りませんでした…。


含マンガン単斜灰練石は、石質が悪く新潟石のようにガサガサしています。(硬度が低いのでしょう)
丁寧に磨けば滑らかになると思いますので、番定の高い耐水ペーパーで撫でてみます。

石英斑岩(薬石)は模様も姿形も良い、海岸全部の石がこれだったらヒスイが産出しない海岸(と言うか市)だったとしても、訪れる人はいる気がします。
外見の美しさだけじゃないのが強みで、「薬石」と呼ばれる由縁を示せるのも魅力だと言えます。(ある程度の保護が必用になるでしょうけど…)

この時期の海岸は石だけではなくて、栄養満点のメカブも打ち上がるのですが、それはちょっと遅かったようです。(多くが干からびていました)
と言うよりも、小さいメカブが打ち上がっていて十分に育ったメカブがありませんでした。
これからなのか、それとも成長が追い付かなかったのか…、きっと海水温の上昇も影響しているのでしょう、そう言う年もあるのでしばらく様子を見ようと思います。(どうしても食べたかったら購入して食べます(笑))

帰り際に滅紫の灰練石(ザクロ石の成分が入っているタイプ)を発見。
濃い色と抜群の石質が魅力的な石で、さっきの含マンガン単斜灰練石と同類とは思えません(笑)
まぁ、石質に雲泥の差があるので当然か、それは他の鉱物だって同じ事が言えますね。
とりあえず良い写真にならないので、太陽が照りつける後日に改めて撮影したいと思います。(次回は七月かな?)

天気には恵まれず、ヒスイにも出逢えませんでしたが、不思議と気分は晴れました。
新たに購入したショルダーバックをウエストバックに改良したのも問題なく機能して良かった、これでサンプル集めも捗ります。

今後も探石を楽しみながら、創作活動を続けたいと思います。(私にとって、それら全てが「神々との交歓」になりますので)
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