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作者の思考
ヒスイへの道「石英編(弐)」
2012年01月17日
サンプルを探していると同じタイプの鉱物数点を見つける事ができました。


ほとんど全体が緑色の石英の塊となっていますが、所々に茶色と黒色のインクリュージョンが見られます。
緑色も前回のと比べると明るい色で、結晶としては少し不完全な感じがします。


裏側はヒビが多く表面が粗い感じがしますが、中心部分も粗いかは分かりません。
混ざり合っている為、部分的にしっかりした所もあるので面白い鉱物です。

このタイプは通常では艶を出す事が難しく、ヒビが多いので磨き出しても余計に粗が目立ってしまいます。
ですが、ここまで石英部分が多く、ヒビの無い面があれば綺麗に仕上げる事は可能になります。

本当はそのままの姿が良いのですが、空洞にできる水晶と違って表面を川で擦られている為、そのままでは白くパサついています。
なのである程度の研磨が必要になるかと思います。(水に浸けて保存する方法もありますが…)
クリアラッカーを使うと時間の経過に連れて黄ばんでいくので、あまりお勧めできないです。

しかし、これも国産のクリソプレーズと言えるのだろうか…?
これが何であれ綺麗な鉱物である事は間違いないので満足なのですが、やはり素性を知りたくなります。
鑑別に出して分かるものなのだろうか?石英って出てきたら「知ってるよ」って言いそうです…。

つづく。
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