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作者の思考
ヒスイ日和(霜月の参)
2020年11月27日
先日は気温が一気に上がり、小春日和を越えて初夏のような暑さとなりました。
しかし残念な事に連休前の快晴…、そして連休は「自粛の連休」になり、天気も曇りや雨の日が続きました。(初日が晴れたのは幸い)
まぁ、この時期ではコロナ禍じゃなくても同じ事、これが普通であり今後は通常となって行くのでしょう。
AI(人工知能)化が進む前段階としてタイミングが良すぎる気もしますが、この経験により「職を奪われる事への耐性」と「大義名分(正当な言い訳)」が誕生したのでしょうね…。
シナリオ通りに進んでいる感が否めませんが、そんな中でも自分の能力を活かして進みたいと思います。

それでは11月三回目の探石記録を書きます。

11月最後の晴れになりそうだったので、押上の海岸へ探石にでかけました。(11/27)
この季節になると「晴れていても海が大荒れして歩けない」って事が多くなるので心配しましたが、この日はギリギリ波打ち際を歩ける環境でした。





波は長めで強かったですが、風は弱く波しぶきで苦しむ事はありませんでした。
速い波ではなかったので引いては進み、押しては下がるを繰り返しました(笑)


砂や小石の多い状態でしたが、詰まり引き締まった浜辺は足が沈まず、歩きやすく疲れませんでした。
打ち寄せる波の音を聞きながら突如の大波に警戒しつつ、面白い石、美しい石を探しました。(波の音を聞いていないとズブ濡れになります…、最悪は海に引き込まれるので要注意です)


一通り歩き折り返し地点に到着、こちらには大きめの石がゴロゴロしていました。
この辺りから太陽が雲に隠れる事が多くなり、辺りが暗くなったり明るくなったりを繰り返していましたが、急激に温度が下がるような事はありませんでした。(この15分後には快晴となり、午後2時頃からは曇りになりました)




この時点で見付けたのは、石英斑岩(薬石)2個、オンファス輝石2個、ネフライト3個、ヒスイ転石6個、シーグラス1個です。


どれも小さな転石でしたが、綺麗な姿形をしています。
今回はヒスイ転石が多く拾えました!、小さいので識別に苦労しますが、乾いた際の光沢やキラキラ(翡翠輝石)が確認されたので間違いありません。
やはり「長めの波」で、「浜が小砂利で引き締まっている状態」だと、小さめのヒスイ転石が上がりやすくなるようです。
何度か経験していたので、勘を頼りに砂利だらけの浜辺を重点的に探しました。(その勘が的中しました(笑))


今日は「小さな転石の日か〜」、と満足しながら戻っていると、浜に打ち上がった「角張った石」に目が行きました。
光の膨張は乏しいのですが、どうにも姿形に既視感がある、灰色部分が見えていたので質の良いチャート?とも思いながら拾い上げると、それは海岸では珍しい黒系のヒスイでした。



乾かしてヒスイだと確信した感じ、濡れていると珪石との見分けが難しかったです。
角張の余韻を残しながら練磨された黒ヒスイ、青海の山から流れ出たのだろうか?(山系のヒスイの特徴が見られる)
黒には緑も混ざっていて面白い、灰緑部分は強い光なら透すので良質だと分かります。

これは玄人でなければ気が付かないヒスイ転石、初心者では目に入る事すらないでしょう。
目が鈍っていなくて良かった(笑)、老眼が始まってはいますが探石能力は維持できているようです。(あと10年くらいは維持したいなぁ…)

ともあれ、良いサイズのヒスイ転石(ヒルコ神)に出逢えたので最高です!


最後に見付けたのは、色が明るくマゼンタっぽい灰簾石。


タイプとしては私が「アケビ石」と読んでいる滅紫の灰簾石ですが、くすみが少なくて綺麗な色をしています。
ピンク・クリノゾイサイト(マンガン量が足りない桃簾石に近い灰簾石)とは違い、あくまでも色は紫ベースです。(これをパープル・クリノゾイサイトとか、バイオレット・クリノゾイサイトとか言うのだろうか?)
そういう灰簾石は稀に見付かるので集めています、石質がオンファス輝石並に良いので、とても優秀な石だと言えるでしょう。(練磨・練度も抜群です)

久々に楽しかった〜、この「神々との交歓」も私の活動を支える原動力になっています。
これから寒い季節が本領を発揮して行きますが、それに耐えながら少しずつ「理想のカタチ」に向かって努力したいと思います。
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