2020年07月31日
やっと糸魚川も梅雨が明けました!、長かった…、体中がカビだらけになるくらいにジメジメが続きました。(気持も滅入る天候でした…)
夜はクーラーを消して眠れたので悪い事だけでもありませんでしたが、ソーラーパワーが無いと創作意欲が湧かない…、何よりも探石を楽しめないのでストレスが溜まります。
これからは熱中症に気を付けなければなりませんが、やっと訪れた躍動の夏を満喫したいと思います。
それでは7月最後の探石記録を書きます。
久々の探石に選んだのは、同じく久々の押上の海岸。(7/31)
まだ少し雲が空を覆っていますが、雨雲ではないので雨の心配はありません。
右側は海水浴場となっていましたが、今日は海が荒れていて遊泳禁止になっていました。
海は昨夜の大雨(最後と思われる大雨)で、川の濁流が流れ込み濁っていました。
一見はヒスイ色で綺麗に見えますが、透明度を失った海は日本海らしくありません。(しかし「神生み」として見ると、この時期らしい糸魚川の光景ではあります)
「海水で濡れている浜辺」と「海面に複数見られる白波」から分かると思いますが、波は短くて非常に速く、暑さを吹き飛ばすような風が吹き渡り、波打ち際を集中して確認していると目が回ります(笑)
探し始めは向かい風だったので、まつげ(長めの)への負荷が大きくて目を開けているのも大変でした。(引っこ抜きたくなりました(笑))
こういった波は表面で動いている感じなので、浜を変える程の影響力はないようです。
透明度も低いので「打ち上がっている石」を重点的に探すのが良いかと思います。(波打ち際の一歩後ろ、海水で濡れている部分を探すのが安全です)
引き込まれる程の波ではありませんが、胴長で海に入って速い波により転倒すれば、もれなく冥土行きなので気を付けて下さい。
時折、太陽が雲に隠れて暗くなりましたが、折り返し地点に着く頃には快晴となりました。
ここら辺は石たちが大量に押し上がり、斜面になった浜辺を歩くのに苦労します。
この時点で見付けたのは、石英斑岩(薬石)4個、オンファス輝石1個、ネフライト1個、ヒスイ転石2個です。
石英斑岩は茶色3個と赤色1個、やはり赤色タイプは数が少ないようです。(気に入る発色と紋様を吟味すると、より集まらないです)
オンファス輝石は小さめの転石、練度・練磨(自然研削・自然研磨)が良くてツルツルのピカピカです。
ネフライトも小さめの転石、オンファス輝石ほどではありませんが練度・練磨が良いです。
ヒスイ転石は押上にしては角張っているタイプ、1個は白ヒスイでキラキラ(翡翠輝石)が僅かに確認できるタイプ、もう1個は緑が入りキラキラ(翡翠輝石)が全体に確認できるタイプです。(後者はチャートに似ているタイプがあるので、キラキラ(翡翠輝石)と表面の光沢が決め手になります)
どちらも乾くと光沢が見られ、触り心地からしてヒスイですが、白ヒスイは若干ですが純度が低いように思えます。
久々の太陽光下での識別だったので、光の膨張が強い白ヒスイを確認するのに苦労しました…。(最終的に家に帰りルーペで確認しました)
老眼が進んだのか、久々の光で目が眩んだのか、波しぶきで網膜が濁ったのか、何れにせよ、とても難しかったなぁ〜(笑)
帰りで見付けたのは、ネフライト1個、灰簾石1個、オンファス輝石1個、ロディン岩1個、玉髄1個です。
ネフライトは色が明るいタイプ、石質は少し弱い感じですが磨けば綺麗になるでしょう。
灰簾石は「アケビ石」と呼んでいるタイプ、なかなか面白いサンプルなので保管します。
オンファス輝石は角張ったタイプ、これは磨いて見本にします。
ロディン岩は小さいですが黄緑(萌葱色)が綺麗なタイプ、これも磨いて見本にします。(愛称は鶯石)
玉髄は既に光沢を備えていてピカピカでした(笑)、このまま磨いて見本にするか、アクセサリー(ストラップかペンダント)にしたいと思います。
ちなみに灰簾石の裏側も撮影、滅紫が濃くて良い感じ、石質も良いので磨かずにコレクションしたいと思います。(少しずつですが集まってきました)
コレクションと言えば友人にもらったデュモルチ石、ここまで色が濃くて多く入っているのは珍しいです。(有り難う、大切にするよ〜)
サイズも丁度良いので、サンプルとして保管したいと思います。(これも少しずつ集まっています)
久々の探石でしたが楽しめました、これから晴れが続きそうなので「探石の夏」を楽しみたいと思います。
これで今回の探石記録を終わります。
どうにか今月も生き延びました、来店してくれたお客さんに感謝です。(特に神玉を購入して下さった強力な個体(お客さん)に救われました)
感染対策もしているし、良くも悪くも感染するほど密集する場では無くなっているので、本気で購入したい人にとっては「会員制」のような空間になっています。(でも油断は禁物、引き続き用心したいと思います)
段階としては、もう種は撒かれていて、いつ起爆するのか分からない地雷のようなウイルスですが、人間がしてきた事を振り返ると「同類」って感じもします。
しかし、例え同類であったとしても「重症化する事のない存在でいたい」って思うのは、私だけではないでしょう。
何にとって?、と問われたなら「母なる地球」と答える、今は停滞(様子見)の段階ですが、排除が人間以外の総意となったのなら、「人間自体を辞める覚悟」も必用なのだと思います。
その先に何があるのかは解らないし、進化するだけの力量があるのかも不明ですが、共に在りたいと願うのなら、このゴミだらけの領域から逸脱する必用があるのでしょう。
その領域に同志と共に進めたのなら、辛い道程であっても幸せなのかもしれません。(今後も未来へ進む強さを求めて生きたいと思います)