2020年05月14日
季節は春から初夏の様相を強めてきました。(山菜の時期が終わりに近づいています)
新緑から深緑へと移り変わっていく風景を見ると、躍動の季節がすぐそこまで来ているのが解りワクワクします。
これからの季節はマスクなんてしていられないでしょうね…(野外では特に)、政府から届く予定の布マスクも田舎であればあるほど「必要ない」って状態になっています(笑)
義務教育に手話を取り入れていたなのら、聴覚障害者にも優しく、ウイルスや菌による感染リスクも抑えられたのかもしれませんね。(完全回避は無理ですが…)
最近は仮想空間に誘導されているような気がして、どうも「ある種の不信感」を感じるのは私だけではないでしょう。(もう、そこにしか進めないのだろうか?)
それでは5月三回目の探石記録を書きます。
この日も快晴、このところは良い天気が続いています。(5/11)
山の雪も溶けて僅かにしか残っていません、山頂では本格的な雪解けが始まったようです。
河川敷の植物も再生色を強め、生命力溢れる姿で来訪者を向かえてくれます。
雪解けの影響なのか、夜間に雨が降ったのか、溢れんばかりの濁った水が河川を流れ満たしていました。(上流〜下流の貯水を流したのかな?)
天気が良くても強風だったりする事が多い時期ですが、今回は川の濁流により海が濁っている状態でした。(風は弱くて助かった、強風が一番疲れます)
海は波打ち際から茶色・碧色(モスグリーン)・紺色って感じの三色に分かれていました。(初夏へと向かう季節ならではの景色です)
歩きやすいけど濁っていて探しづらい浜を歩き、川との合流点に到着。
濁り水量を増した川の水が勢い良く流れていて、川淵であろうとも水底が見えません。
川幅が増えた分、浜の先端が削り取られ短くなっていました。(もはや、ここでする事は何もないです(笑))
この時点で見付けられたのは、緑色石英(キツネ石)とロディン岩とネフライトです。
緑色石英は、一般的なキツネ石とは少し違い面白い姿をしています。
茶色に凹んだ部分は何なのだろうか?、方解石部分か?、それとも雲母部分なのか?
硬い石英部分が残っていることだけは解ります(笑)
ロディン岩は「鶯石」と呼んでいるタイプ、白地に黄緑のオーソドックスな姿で解りやすい。
サンプルに使えるので持ち帰り活用します。
ネフライトは右側が良質な感じ、通常よりは色が明るめで透明度もあります。
加工素材として使えるかも?、こればかりは切断して確認しないと正確には解りません。
とりあえず左側を叩いて割ってから右側を切断したいと思います。(割っておけば、海に返す際に人工的な切断面(真っ平らな面)が左側には残りません)
さすがにこの浜の状況ではヒスイは無理かな…、と思い、目が回るので乾いている浜辺部分を歩いていると、オンファス輝石と思われる石を発見。
しかし、良く見ると乾いた表皮にキラキラと輝く部分がある、色も碧系で「通常のオンファス輝石の発色」ではありません。
吟味した結果、これは碧のヒスイ転石で大丈夫でした!(オンファスに近いヒスイ)
なかなか不思議な発色、姿形からしてカグツチの欠片の要素が多いです。(よって加工向き)
致命的なヒビさえ無ければ「スサノオ」を作ってみたくなる色合い、一色タイプなので石質も良く仕上がりも美しくなるでしょう。
プレートを切り出す方向を吟味して、何かしら作ってみたいと思います。
最後の最後にロディン岩(鶯石)2個と、淡紫が入ったヒスイ転石1個を見付けました。
ロディン岩(鶯石)は大きい方は加工しても良い感じ、今更もうヒスイと間違える事もない気はしますが、他者には必ず説明する義務はあります。
小さいのは転石サンプルとして活用します。
淡紫が入ったヒスイ転石は、カグツチの欠片と言えます。
姫川河口での転石見本とするか、加工素材として活用するか、ちょっと悩みますが今は保管して後で考えます(笑)
この日はイザナギ(川)が暴れていましたが、本格的に大暴れするのはこれからの季節(梅雨の時期)、イザナミ(海)も迷惑だろうな〜、と思いますが、この事が「二柱の創造」であるのならヒルコ神やカグツチの欠片が現れるのも頷けます。
二柱の大神が生みし光の神々(カケラ)を手に、約束された未来に向かって努力する、これぞ信仰であり「神々との交歓」と言えるのだと私は感じています。(これは私自身の信仰です)
なんであれ、この地に「本来の聖地としての役割を果たす日」が来る事を願っています。
これで今回の探石記録を終わります。