2020年02月21日
暖かくなったかと思ったら急激に寒くなる日があったりと、初春の気温変化に付いて行くのに苦労しますが、確実に再生の季節が近づいているのが解ります。
花粉が飛び始めているようで頭がボーっとする事が多くなり、今度はスギ花粉との闘いが始まります。(闘いと言っても、一方的に私が耐えるだけなのですが(笑))
それでは2月五回目の探石記録を書きます。
朝から快晴となったので姫川河口へ探石に出かけました。(2/21)
いつもより少し手前で撮影、山は雪化粧をしていますが河川敷には全く雪はありません。
まさに「雲一つない空」です、でも明日を考えると「嵐の前の静けさ」だと言えますね(笑)
浜は波が弱く風も弱い(でも少し冷たい)状態、数人が探石に訪れていました。
先客の多くが波打ち際を探しているので、最近調子が良い「乾いた石たちが転がる場所」を重点的に探しました。
一通り歩き川との合流点に到着、先端は以前よりも幅が広くなっていました。
姫川本流も整えられた事で水量が増えていて、流れも強くなっていました。(水温は低く冷たかった)
澪筋の整備は殆ど終わったのでしょう、この日は大型ダンプで土砂を頻繁に運んでいました。(何処に運んでいるのかな?、上流に戻すのだろうか?)
まずは行きで見付けた石たち、玉髄(水晶)1個、圧砕ヒスイ1個、鶯石(ロディン岩)1個、石英1個、緑色石英2個、ネフライト1個です。
玉髄は下の水晶と上の水晶がくっついて歯みたいになっているタイプ、面白い姿をしているので磨けるようなら磨きたいと思います。(飾石兼文鎮にできそう)
圧砕ヒスイは乾いていた浜辺で見付けました、このタイプは河川工事をしている時期に見付ける事が多いので、川底から出てきたのだと思われます。
角閃石が混ざっているのでヒスイ輝石岩に分類されるかと思いますが、表面のキラキラが角石類なのか翡翠輝石なのかの判断が難しいくらい微細に輝きます。
所々に明るい翠が入っていてコスモクロアっぽく見えますが、分析しないと確実な事は言えないでしょう。(小滝系のヒスイだと思われる)
鶯石(ロディン岩)は河童のような表情が面白い(笑)、特有の黄緑が美しく春を感じさせてくれます。(もうヒバリが鳴いていました)
石英は綺麗な塊だったので拾いました、四方の側面を磨いても面白いかと思っています。
緑色石英は石英が多いタイプと、灰色の珪石(チャート?)に緑が入っているタイプ、変わっていて綺麗なので磨いてみます。
ネフライトはオリーブオイルのような色をしていて透明度も高いタイプ、通常より稀少なのでサンプルとして保管したいと思います。
次は戻り際で発見したピンクゾイサイト(灰簾石)。
これも「乾いている浜辺」で見付けました、これが桃簾石なのか灰簾石なのか正確には分かりませんが、まずは可能性の高いピンクゾイサイト(灰簾石)としておきます。(どっちでも良いし)
鶯石(ロディン岩)と同じく春を感じさせる石で、特に優しいピンク色は桜を連想させます。
私の経験では「ヒスイ転石よりも拾えない石」です、しかし「美しいヒスイ転石(レア度4.5くらい)」と比べると同じくらいの希少性で、更に目立つ色の石なので他者に拾われる事で確率も下がるのでしょう。(多分)
理由はどうであれ、稀少で綺麗な石なので嬉しい出逢いです。
まだ時間があったので、久々に青海の海岸にも行きました。
こちらは、やや風と波が強く浜の石たちが押し上がっていました。
写っているおじさんは、この場所から移動せず打ち寄せる転石の中からヒスイを探しているようでした。(そういう探し方もあるのでしょう)
私はいつも通り歩き、赤石とヒスイ転石を見付けました。
赤石はジャスパーと言えるタイプ、通常の赤色の石とは色彩と石質が大違い、乾くと光沢も見られるので識別が容易です。(このタイプは黄土色が入っている事が多い)
小さい転石はあるけど、このサイズは珍しいと思います。
ヒスイ転石は表面に翡翠輝石がキラキラと輝きます。
透明度は高くないですが石質はしっかりしていて、やや青銅色な事もありオンファス輝石に近いタイプかもしれません。(青海の海岸らしい角張った姿をしています)
小さいですが見本として活用できるかと思います。
今回も楽しめました〜、これから季節は良くなって行きますので、今後も探石するのが楽しみになります。
しかし、経済的には「地雷のような性質」を持つウイルスで最悪…、滅ぼすのではなく「負傷させて治療する事に人員を割く」って事が戦力(経済力)を衰退させるのに効果的だと知っているかのようです。(目に見えない恐怖も相まって萎縮する)
この地雷原を無傷で突破できる者がいるのだろうか…?、ただ「生物なのかも解らないもの」に楽しい季節を邪魔されるのは不愉快だな…。
「負けてたまるか!」って思いますが、いまいち闘い方が解らないので抵抗しようがない…。
だとしても脅かされ続けるのもしゃくなので、別の闘い方(逃げ方)をしようと思います。
もう今年が経済的に苦しい年になるのなら仕方がない(無駄に足掻かない)、その代わり作る事(創作活動)に専念して、耐えながらも心の豊かさを保とうと思います。
人類の「逃避能力の神髄」を見せてやろうかと思います。(ウイルスどもに)
これで今回の探石記録は終わります。