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作者の思考
ヒスイ日和(睦月の四)
2020年01月26日
1月も数日で終わりますが現在も雪は無し、まるで3月初旬のような気温が続いています。
寒さに弱い私にとっては天の恵ですが、喜んでばかりいられない現実があります。
だとしても天候を変える事など人間には無理なので、自然(神)に適応するしかありません。

人間が原因であれ、地球のサイクルであれ、生き残る術は原始と変わらないので、お得意の「逃げの一手」を進化させるしか選択肢は無いのでしょうね…。

それでは1月四回目の探石記録を書きます。

朝から気持の良い青空が広がり、気温も気分も一気に上がる日でした。(1/26)
日曜日だった事もあり、押上の海岸には多くの人たちが訪れていました。
この日は能生であんこう祭りがあったので、それを目的に来た人も立ち寄ったのでしょう。





土日は探石をしないようにしているのですが、冬の晴れ間は貴重なので冬期だけはご勘弁を(笑)
家族連れの多い右側を避け、いつもの左側を探石、こちらは釣り人が一人いるだけでした。


青海側の空は雲が多く日が陰る事も多かったですが、光源よりも砂だらけだったのが残念…。
風は強めで冷たく波も強め、でも引き潮だったので探せる面積が多く波を被る危険も少ない環境でした。(太陽が当たってさえいれば体感気温も低くはない)
とにかく先に進めば、折り返し地点に大きめの石がゴロゴロしているので心配無用です(笑)


と、言うわけで折り返し地点に到着。
だいぶ押し上げられている感じですが、普段のような坂になってはいません。(きっと坂を壊された状態なのでしょう)




まずは、この段階で見付けた石たちを紹介。
ヒスイ転石4個、オンファス輝石1個、ネフライト2個、シーグラス1個、玉髄1個、ロディン岩1個です。


ヒスイ転石は上のが翡翠輝石(微細な長方形のキラキラ)がビッシリと確認できました。
残りの小さいのも部分的に確認でき、後は質感を頼りに識別しました。

オンファス輝石は一目瞭然、光沢もあるので解りやすいです。(緑色岩には注意)

ネフライトは透明度が高いタイプ、薄ければ透ける事が多いですが、その中でも綺麗なタイプです。

シーグラスは平たいタイプ、ちょっと私好みではないです(笑)

玉髄は相変わらずクラゲの欠片みたい(笑)、海岸で見付けると綺麗さが際立ちます。

ロディン岩は小さい鶯石(愛称)タイプ、綺麗だったので拾いました。
ちなみにキツネ石も名前が気に入らない…、人間が勝手に間違えたのに「さも鉱物が騙したかのような名前」にするのは違うと思う、よって名前を変えたいです(笑)
最も重要なのは「単体で勝負できる名前」で、どうしても英名の方が良く思えてしまいますが「最初は和名で通したい!」です。
枯れ草から芽吹くヨモギにちなんでヨモギ石では駄目かな?、もうちょっと洗練された名前の方が良いだろうか?、葉光石とか?、万葉石とか?、緑の葉が揺らめくような印象の名前が良いでしょう。(愛称なので勝手に考えれば良いのですけどね(笑))


話をもどして(笑)、次は石英斑岩とアケビ石(愛称)です。


石英斑岩は流紋岩に見えますが、石英がハッキリと見えるので石英斑岩なのでしょう。
でも塊であって斑点ではないので疑問もある、ちょうど半々なのだろうか?(小さく見える茶色の点も石英なのかな?)

アケビ石(愛称)は滅紫の良質なロディン岩、ざくろ石の成分が混ざっているとの事で非常に滑らかな石質です。(綺麗なタイプは更に珍しいです)
鶯石と並び大好きな石、よってアケビ石との愛称で呼んでいます。(未来がある石だ)


戻り際では良質のオンファス輝石と模様が面白い石英斑岩?(流紋岩?)を発見。


オンファス輝石は久々に良質なのを見付けられた、これなら飾石にしても加工してもピカピカになります。(転石で既に光っている)

石英斑岩?は…、模様は薬石っぽいけど斑点はどこだ?、小さく白いモヤモヤがそうなのか?
母石を見るに石英斑岩にしか思えないけど、どちらでも紋様が面白いので良しとします(笑)


更に砂だらけの波打ち際で、大きなピンクゾイサイト(灰簾石)を発見。


平たいので波に乗って来たのでしょう、色はピンクよりも紅っぽい感じでバラ輝石にも似ているように思えますが、母岩が違いすぎるので間違えないでしょう(笑)
石質はちょっと粗い感じで、乾くと表面に微細なキラキラが見えて「かつてピンクヒスイ」と言われていた特徴が見られます。
この大きさは珍しいので磨いて飾石にでもしてみようかと思います。

そう言えば午前中に駅のジオパルでイベントをしていたお爺さんからも綺麗なピンクゾイサイト(灰簾石)を頂きました。
とても石に詳しくて話していて楽しかった、チビッコたちに石ころビンゴも開催していて、挑戦しているチビッコを見ていると可愛くて仕方ない、必ず景品(玩具)も貰える仕組みなのが嬉しいし、無料なのでチビッコには是非一度は挑戦して欲しいと思いました。


またまた話をもどし、最後は泥岩だろうか?、砂岩と互層になっているのかな?


夕闇の山脈にも見えるし、厳冬の日本海(今年は違うけど)にも見える、雲海の山頂でも良いかな?(なんであれ面白い)
ちなみに、これのナマコに見える転石を既に持っています(笑)


十分楽しみましたが時間はまだ午後2時、お昼休みを終えた人たちが多く訪れるようになりました。
右側も気になりましたが、疲れたし風が冷たくなってきたので退散、探石は1時間〜2時間くらいが丁度良い楽しみ方でしょう。(楽しいので時間を忘れてしまいますが…)



帰る頃には青海側の空も晴れ渡り快晴、絶好の探石日和となりました。
訪れた人たちが、それぞれに良い出逢いに恵まれたのなら、また糸魚川の海へ遊びに来てくれるでしょう。(お土産も買ってね(笑))


これで今回の探石記録は終わります。(今月最後の探石記録となるかと)
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