多くの人の“大切なわたしのかけら”となることを願いまして…
ホーム作者の思考ヒスイ日和(師走の壱)
作者の思考
ヒスイ日和(師走の壱)
2019年12月10日
12月に入り寒さが一層厳しくなってきました。
いろいろな意欲を根こそぎ奪っていく冬、可能ならば冬眠したいです(笑)
しかし「この季節での頑張りが翌年に大きな成果をもたらす」って事は経験則から学んでいるので、負けずに努力したいと思います。

それでは12月最初の探石記録を書きます。

その前に11月の追伸、最後の晴れ日に期待して押上の海岸へ行きました。
天気良し、風良し、だけど海は大荒れ…、浜は砂だらけだし、波が強すぎて近づけなかったです。





テトラにぶつかって舞い散るしぶきを見ながら数分いましたが、諦めて帰ったという話でした(笑)


気を取り直して12月の探石の話。
やっと晴れたのでお馴染みの押上の海岸に行きました。(12/10)
前日も快晴でしたが仕事(加工や品出し)が忙しくて行けず残念な思いをしましたが、3日ほど晴れが続くとの予報だったので集中して済ませました。(当たり前ですけど仕事が最優先)





気持の良い青空の下、待ちに待った探石を楽しみます。
浜の状態は波も風も弱めでしたが、小砂利が押し上がり歩きづらい状態でした。
人は殆どおらず左側は目の前の一人だけ、各々のペースで楽しむので追い抜いたからと言って怒られる事もありません。(一応、一定の距離をとって探すのが礼儀となります)


午前の強く黄色みの強い太陽光が全ての石を照らし、寝ぼけ眼では石の判別が難しいです。
小さめのヒスイ転石を探す環境だったので更に厳しい条件、僅かに膨張する光を頼りに歩きました。(午後に来れば良かったと後悔しながら(笑))


小砂利だらけの浜辺も折り返し地点まで来ると、石は大きくなり急斜面が崩れていました。
ここで大きめのヒスイ転石と出逢えれば良いのですが、今だ一度もこの場所では見付けた事がありません。(後方(道路側)で埋まっていたヒスイなら見付けた事あるけど…)


とりあえずここでは「紋様の面白い石」を重視して、やや大きめの流紋岩や石英斑岩を探すようにしています。


そんなこんなで一通り歩き、ピンク色が入ったロディン岩1個、黄緑色が入ったロディン岩3個、滅紫に染まる質の良いロディン岩1個を見付けました。


ピンク色が入ったロディン岩はピンクゾイサイト(灰練石)が混ざっているのかな?、桃練石とは言えないだろうな〜、でも座りも良いし綺麗だから磨いてみようと思います。

黄緑色が入ったロディン岩は2個がヒスイに良く似たタイプ(愛称は鶯石)で、もう1個は閃石類と混ざっているタイプ、サイズも良いので見本になるでしょう。(吟味します)

滅紫に染まるロディン岩は私がアケビ石と呼んでいるタイプ、ザクロ石の成分によるとの事ですが本当なのだろうか?、一応確認しようかと思います。(石質が良いので乾いても光沢がある)


小さめのヒスイ転石を探した結果、ネフライト2個、小さなヒスイ転石5個、シーグラス1個を見付けました。


ネフライトは大きい方の質が良く透明度が高い、磨けば綺麗に仕上がるでしょう。(カッサにも使えるかも?)

小さなヒスイ転石は下の2個は一目瞭然でしたが、上の3個は識別するのに苦労しました。
乾かしてヒスイ輝石と光沢が確認できたので大丈夫です。

シーグラスはこれ1個だけ、最近はあまり見かけません。
ちなみにこれらのガラスは漁業用の仕掛けや釣りの道具の欠片なのだろうか?、それともガラス瓶の欠片なのかな?、ちょっと気になりますが、どちらでも構わないです(笑)


今回はこれで終わり、久々に楽しかった〜。
もっと面白い石たちと出逢いたかったけど、まだまだチャンスはあるので次ぎの機会に期待したいと思います。



それにしても、もう12月か…、長かったような、短かったような、いずれにせよ今年も何とか越えられました。
ってまだ2週間以上もありますね(笑)、気を抜かず年末を向かえなくては…。

とりあえず最近に制作した指輪を紹介、淡い翠と淡い紫のヒスイを加工して作りました。
金具はシルバー925、サイズは小さめの10号〜12号くらい、身に付けられる人が購入して下さいね。(当たり前か(笑))


色彩からして「気分はもう春」だけど、これで冬の厳しさから一瞬でも逃れられるのなら幸いだと思います。(物産センターで買って下さいね)

その他にも作っていますので、仕上がり次第に掲載しようと思います。(寒すぎて意欲が湧かない時はご勘弁を…)
  Powered by おちゃのこネット
ホームページ作成とショッピングカート付きネットショップ開業サービス