2019年09月26日
先日の連休は残念な天気が続き、最終日は強風が吹き荒れて身の危険を感じました。(家の中でも)
温帯低気圧に変わってもあの風力…、まともに影響を受けていたら夜は寝ていられなかったでしょう。
数時間でおさまったのは幸いで、自然の驚異の一端を肌で感じた1日でした。(「一端」の規模ですんだのは幸いと言えます)
それでは9月下旬の探石記録を書きます。
いつもの押上の海岸、気持の良い秋晴れとなりましたので探石に出かけました。(9/25)
連休も過ぎたので閑散としているだろうと思ったのですが、意外に訪れている人が多くいました。(釣りや石探しを楽しんでいる人たちでした)
浜辺の環境は理想的で、長く、遅く、強い波が平らになった浜に寄せていました。
以前のような砂や小砂利は少なくなり、打ち上がりやすい(下からも出やすい)状態となっていました。
泡だらけの波が引く前に次ぎの波が来るので、ちょっと見づらかったですが、何より邪魔に感じるのは「自分の影」です(笑)
ここまで自分の影を邪魔だと思う状況も珍しいかと…、歩く先に(追うように)あるのが最も邪魔。
なるべくなら「追われるような時間帯」を選びたいですが、太陽の位置が変わっているので難しいです。(秋になってきたので右側から探すと良いのかも)
折り返し地点に到着、ここら辺は石が押し上がり坂になっていて歩き難いです。
今だ大きな石たちが姿を現さないので、押し上げる力の方が強いのだと思われます。
左側を一通り歩き、キツネ石1個、オンファス輝石2個、ネフライト2個、ヒスイ転石3個、アケビ石(愛称)1個を見付けました。
キツネ石は緑が多く綺麗なタイプで見本には良いかな?、オンファスは石質とサイズが良いので見本用に、ネフライトも質が良いので見本用にします。
ヒスイ転石は小さい2個は磨いて、灰色のは翡翠輝石が部分的に見られるので未研磨で活用します。(配列が悪いのか、不純物があるのか、翡翠輝石のキラキラがちょっと雑なのが残念)
個人的に集めているアケビ石(愛称)はサンプル(未研磨)で保管します。
このオンファスに匹敵する石質の良さは魅力的、ゾイサイトの類なのかな?、なんであれユニークな石です。(石として一定のレベル(私が認識している基準)を満たしている)
次は海岸の右側、常連のジイさん曰く「こっち側の方が拾える」そうです。
私としては拾えなくなった感があるのですが、タイミングや季節によって変わるのでしょう。(回数にもよるでしょうし)
私がここを探す頃には多くいた人たちの姿は無く、プライベートビーチ化していました(笑)
探された後ではありますが、これだけ良い波が寄せるので環境は常に変わり続けます。(あまり執着しても面白くない、楽しんでこその気晴らしです)
まずは行きで見付けたのは、ロディン岩1個、ネフライト2個、玉髄1個、ヒスイ転石1個です。
ロディン岩1個は見本で使えるだろうか?(使えなければ海に返す)、ネフライトはサイズも質も良いので見本用にし、玉髄は大きく透明度も高いのでサンプルとして保管(活用も考える)。
ヒスイ転石は紫が入るタイプですが色が見られず残念、でも微細な翡翠輝石が輝くので見本にはなりそうです。(このタイプのキラキラは微細で、石英のキラキラと良く似ている)
姿形も「ザ・ヒスイ」なので解りやすいかと、でも誰もが見て解る「神・ヒスイ」には見本は必用無いでしょうね(笑)
次は帰り際で見付けたオンファス輝石1個、ロディン岩1個、キツネ石2個、玉髄2個です。
オンファス輝石は大きめなので磨いて飾石に、ロディン岩は見本用にする(それとも海に返すか考え中)、石英部分の多いキツネ石は磨いてみる(クリソプレースと言えるのかな?)、玉髄は縞模様があって綺麗なので「縞瑪瑙」として磨いて見本用にします。
少し汗ばむ気温ではありましたが清々しい日で、晴天の下での探石を楽しめました。
豊富な種類の石たちと出逢えて良かった、なによりもオンファス輝石(サイズの良い)とアケビ石(愛称)が在ったのは嬉しい限り、意外に集まらず見本ケースが埋まらないのですよね〜(笑)
今回の探石記録は終わり、また秋晴れの海を楽しみたいと思います。