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作者の思考
ヒスイ日和(睦月の壱)
2019年01月08日
ちょっと遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします!

今年は大雪の影響を受ける事なく、無事に新年を向かえられました。
殆ど雪は無いのですが、いつも通りの寒さには抗えずにいます(笑)
休息の季節ではありますが、目覚の季節に向けて少しずつ準備を進めたいと思います。

それでは1月初めの探石記録をまとめて書きます。

まずは元旦、幸先良く晴れたので押上の海岸へ行ってみました。(この日は午前中だけ晴れ)
あわよくばそのまま探石を…、と思っていましたが、浜の環境は砂だらけでした(笑)





前回のようにテトラ付近を探そうかと思ったのですが、そこも砂だらけ…。(波も強くどうにもなりません)


よって太陽光と波しぶき(テトラにぶつかってミスト状になる海水)の洗礼を受けて、「新年の厄除けを済ませた」って事だと納得して帰りました(笑)

この後は寝正月を楽しみ、両親と楽しく過ごしました。



そして4日、再び快晴となりましたので、今度は河口へ行ってみました。
まばゆい程の青空、久々の快晴に胸が躍りました。(他の人もそうだったようです)




浜辺は石と砂とが交互に打ち上げられた状態、波も冬場としては強くなかったです。(しかし吹きすさぶ風は冷たかった…)




川と海との合流点は更に長くなり、海へ流れ出る川の水が波に押されている事が解ります。
先端付近は頻繁に強い波が押し寄せるので危険、さっさと撮影を終えて戻りました。





結局、出逢ったのは開始1分ほどで見付けた灰色ヒスイだけ…。
僅かですが中央付近に小さな翠があり、乾くと部分的にヒスイ輝石が見られます。


ちょっと不純物が多い感じがするなぁ…、それでも今年初めてのヒスイなので良かったです。


焼山方面の山波も晴れ渡り、非常に気持ちの良い日でした。
山側は雪がビッシリなので里山では雪かきで大忙しなのかもしれません。(何をするにしても、この晴れ間は天の恵でした)



無事に今年の初拾いを終えられた事に感謝します。



初拾いも大事ですが、初仕事も大事、今回はカケラのストラップの紹介です。


青銅色に碧が入る「青海のカケラ」と、水色に淡青が入る「氷雪のカケラ」を加工してストラップにしています。
糸魚川の冬の景色を映すヒスイを選び、「透明度を失いながらも濃淡を示す海原」と「高い透明度で冷たさと清廉さ示す雪と氷」を表現してみました。

ストラップ部分(ヒスイじゃない部分)も各パーツを組み合わせて(当然ですが私が)作っていますので、市販されたままのストラップ紐ではありません。
本革紐を合わせていますので頑丈で高級感もあり、性別を問わずに楽しめるかと思います。

本格的な春に向けて「芽吹」と「開花」のストラップも作って行きます。
寒くて辛いですが、ここが頑張り所、このシリーズを好んで購入してくださる方がおりますので頑張ろうと思います。(「縁の下の力持ち」と言える品です)

他にも作って行かなければ成らない作品がありますので、そちらも進めたいと思います。(特に異玉を進めないと転石が増え続けてしまう…)

心底「早く春が来て欲しい」と願う、今日この頃です(笑)
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