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作者の思考
ヒスイ日和(葉月の参)
2018年08月18日
暑くて忙しいお盆が終わり、やっと過ごしやすい気温となりました。(仕事も一段落)
まとまった雨も降るようになったので、水不足の心配は無くなりました。

それでは今回も8月中旬の探石記録を書きます。

一気に秋の気温となり、海水浴シーズンが終わった押上の海岸へ探石に出かけました。(8/17)
天気が良かったので気晴らしになるかと思ったのですが、海岸へ着くなり強風が吹き荒れ海は大荒れでした…。





海側だけが大荒れ、少し離れると晴れ間が広がり涼しい風が吹いている不思議な天候…。
この状態の海で彷徨ける者はモーゼ以外にはいないでしょう(笑)

まともな自己防衛本能があるのなら、浜に近づく事はありません。
よって撮影を終えて帰りました、また穏やかになってから訪れたいと思います。(波しぶきで顔がしょっぱくなりました(笑))



翌日、今度は姫川河口へ行きました。(8/18)
この日は海側も晴れていて、清々しい秋の空が広がっていました。




やはり波は強く危険な状態でしたが、歩く浜辺が広いので昨日よりはかなり安全です。
砂ばかりが上がっていて良い環境ではありませんが、こういう日は大物が出る可能性は高いです。(ちょと冬の海に似ています)




まとまった雨が降った事もあり、姫川の水量は8割くらい回復しました。
この位の姿が美しいなぁ〜、「イザナギ(父)がスサノオ(息子)に助けられた」って感じかな?
その恩恵は私たち人間にも与えられるので嬉しい限りです。(でもスサノオは、暴れすぎないでもらえると助かりますね…)





「こういう日は大物が出る」と言う事で、川(イザナギ)と海(イザナミ)との合流点で出逢った大サイズのヒスイ(ヒルコ神)です。
ここまで大きな海岸転石は初めてですね…、両手で持って歩けるギリギリのサイズ(重量)でしょう。(ヒスイ自体のレア度は3.5くらい)


部分的に淡い翠が流れていて石質も良い方ですが、石目の多いタイプのヒスイとなります。
その石目を「秘めたる美」として活用できれば、美しい作品に仕上がるでしょう。

異玉を作るには十分な出逢いと質量、ちょっと運命的なものも感じてしまいます。
この縁を腐れ縁にしないよう、大切に活用したいと思います。


この頃は各地で悪天候が続いた事もあり糸魚川に訪れる人が少なかったですが、連休中は多くのお客さんが訪れて安心しました。(糸魚川は雨が降らないだけで、深刻な災害はありませんでした)
私の作品も買って頂き有り難うございます!、皆と一緒に新しい「一つのカタチ(文化)」を創って行けたら最高です。
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