多くの人の“大切なわたしのかけら”となることを願いまして…
ホーム作者の思考ヒスイ日和(葉月の弐)
作者の思考
ヒスイ日和(葉月の弐)
2018年08月12日
お盆に入る事もあり、訪れる人が少なかった浜辺も海水浴を楽しむ人で賑わってきました。
しかし波が強くなる時期でもあるので、くれぐれも気を付けて遊んで下さい。(特に子どもは目を離さないようお願いします)

それでは8月中旬の探石記録を書きます。

前回から4日後の姫川河口での探石。(8/12)
山は前回同様、中腹まで雲に覆われていて空は曇っています。
海側の空は晴れていて、堤防付近に茂っていた草は刈られていました。





早速、海岸を歩きロディン岩3個を拾いました。
見本としては良いサイズと発色で、ヒスイと間違われないよう活用したいと思います。




空は鱗雲に覆われ、晴れたり曇ったりを繰り返していました。
そろそろ秋の空となり、夏の終わりを感じて寂しくなります。(でも異常な暑さからは開放されるので助かります(笑))




先日、ある程度まとまった雨が夜中に降り、前回よりは多少水量が増えたようです。
山では今も雨が降っているのか、取水制限がされたのか、そのどちらともなのかは解りませんが、河川として十分な水量となったように思えます。(一級河川としては半分程度かと)





回復しつつある河川(イザナギ)を歩いていると、ヨモギヒスイ系の岩石を発見。
でもかなり純度が低く、石英や葡萄石などの成分が多すぎて翡翠輝石が見られません。
側面には僅かに翠が見られますが、これが「ヒスイの翠」なのか、「石英にニッケルが含まれて発色した翠」なのか、判断が難しいです。



なんであれ、この状態の岩石をヒスイとするのには無理がありますので、「僅かにヒスイを含む岩石(葡萄石?)」として憶えるのが良いのでしょう。

ちなみにヒスイが多く入る場合は、圧砕ヒスイのような入り方をするので解りやすいです。
きっとこれ(ヨモギヒスイ)も、圧砕の分類になるのでしょう。
入り交じったのが角閃石や蛇紋岩ではなく、石英と葡萄石だったのでしょうね。(いや、蛇紋岩の中で変成したのかな?)

純度が高いとヒスイが微量でも、魅力的な色と模様と透明度を示す石なので、活用する事は可能なのでしょう。
その場合は葡萄石(プレナイト)と呼べば良いのだろうか?、それとも葡萄岩石かな?
ヒスイ部分の面積の多さで呼び方を変える方が良いのでしょうね。

巨大なヒスイ岩石の表面に在りがちな岩石なので、ロディン岩にも近い鉱物なのかもしれません。
岩石同士の混合物は名称に困りますね(笑)

ともあれ今回もヒスイとは出逢えませんでしたが、海と川を楽しめたので良しとします。(頻繁に拾えたら感動も無いし(笑))
  Powered by おちゃのこネット
ホームページ作成とショッピングカート付きネットショップ開業サービス