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作者の思考
ヒスイ日和(弥生の四)
2018年03月24日
初夏のような陽気が数日は続きましたが、いきなり冬に戻ったような気温ともなるので適応するのに苦労します。
しかし気温が低くても太陽が出ているだけで気分は爽快となり、前向きな気持になれるのが嬉しいです。(再生の季節の到来です)

それでは、探石の記録をまとめて書きます。
まずは3月上旬の記録(3/7)
霞がかったような天気ではありましたが、姫川河口も春を感じさせる景色となりました。




次第に空は晴れ渡り、暖かな太陽光が川辺を照らします。
川は濁り気味でしたが、3個のヒスイ転石と出逢う事ができました。
ちなみに、上の大きめのヒスイ転石は親父が見付け、下の小さな欠片は私が見付けました(笑)



ヒスイらしい色は入っていませんが、石質が良く堅牢さが見て(触れて)解ります。
素材として活用すれば、より美しく輝く事でしょう。


この後に青海の海岸へ行き、面白い鉱物を見付けました。
デュモルチ石の系統だと思うのですが、紫やピンクが混ざり不思議な景色となっています。
正確な鉱物名は解りませんが、良いサンプルと出逢えたと思います。





後日、再び青海の海岸へ行きました。(3/10)
浜は長めの波が押し寄せて砂や小砂利の多い状態でした。
白波(泡だらけの波)が消える前に、新たな波が来るので下の石たちを確認するのに苦労しました。(常連も苦労していたようです)




苦労しながらも一通り歩き、ヒスイ転石1個、オンファス輝石1個、玉髄2個を拾いました。
特に最後の玉髄は美しく、鍾乳石のような部分も見られ今までに無いサンプルとなります。(透明度も高いので、最初はクラゲかと思いました(笑))






更に数日後、姫川河口へ行きました。(3/12)
この日は晴天で、雪解けの水蒸気により山が霞んで見えました。
やや風が強く肌寒い環境でありましたが、飛び交う花粉を刺激するような気温じゃなかった事は、私にとっては幸いでした(笑)




まず一通り歩きましたが何も無し…、そういう日も普通にあるので帰ろうと思いましたが、もう一度だけ見て行こうと思い歩いていると、さっきは無かった筈の大きな玉髄を見付けました。(今までで、一番デカイ)
水晶部分の多いタイプで、その根元にはしっかりと縞瑪瑙があり、裏側には質の良い玉髄が固まっています。




この玉髄が砕ければ、たくさんの欠片が出た事でしょう。
砕ける前に出逢えて良かった、姿も面白いので飾石に最高です。(よって早速工房に飾っています(笑))
水晶部分を磨いたら透明度が増し、より美しくなる事でしょう。
でも今のままでもメリハリの利いた姿なので、当分は現状を楽しみたいと思います。


大きな玉髄と出逢った後、ヒスイ転石2個とも出逢いました。
色の無い白ヒスイで練度も錬磨も浅いですが、一度目には見付けられなかったので拾えると嬉しくなります。(玉髄が導いてくれたのかな〜)


なんであれ満足な結果、時間の余裕もあったので次ぎに向かいます。


向かった先はお馴染みの青海の海岸。
相変わらず長めの波が押し寄せて見づらい環境、数人が探していましたが苦戦していたようです。(この日は拾えずに諦めて帰る人(常連含む)が多かったようです)




デジャブなのか、また一度目には何も無く、折り返しでヒスイ転石を発見しました。(って言うか運良く目の前に落ちていた感じ)
翡翠輝石が見え難いタイプで、紫が入ったりもするヒスイです。(この転石には入っていませんでしたが…)
キラキラ(翡翠輝石)が見えない分、磨きが簡単に出るので研磨して飾石にしようかと思います。(翡翠輝石の小さいタイプは艶が出やすい)




殆どの出逢いが運でしたが「偶然のようで必然」という事もあるので、この不思議な感覚を大切に今後も楽しみたいと思います。



話は変わりますが、糸魚川で「ものづくり」をしている人を捜す為、とりあえず市役所の定住促進課へ行ってきました。(何処で聞けば良いのか解らなかったので、「匠の里」を推進している課に行きました。)
そこの担当者さんから「ここで認知している作家の情報」を得られたので、それを元に訪ねてみようかと思います。(陶芸家さんが多い感じですが…)
ちなみに、担当者さんが私の活動を知っていてくれたので話が早くて助かりました(笑)

私が必用とするコラボの段階まで進められるかは解りませんが、作る側(同類)との縁は多くを学ばせてくれるでしょう。

最終的に「独りで進む道程」と結論が出たとしても、無駄な経験ではないかと思います。(まずは知ってみようかと思います)
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