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作者の思考
ヒスイ日和(弥生の壱)
2018年03月07日
3月に入り暖かい日が多くなりましたが、三寒四温と言われるように急激に気温が下がる日もあり変化に対応するだけで疲れます(笑)
体調管理に気を付けて、いよいよ訪れる春本番を待ちましょう!


それでは、前回に引き続き2月での探石記録を書きます。
この日は鉛色の空が広がり、いつもの山が全く見えない状態でした。(2/20)
次第に晴れてくるとの予報でなので、それまで我慢しながら魅力的な石を探します。




太陽光の恩恵を受けられない状態でしたが、それでもヒスイ転石2個と出逢えました。
手前は白、奥は淡い翠が入っているタイプで、どちらも小滝系のヒスイです。
形を見る限り自然研磨の練度が低く、特に手前のヒスイが割れたのは最近の事でしょう。(最近と言っても数日前ではなく、数年前と言った規模の話かと)




次は発色が美しい桃簾石、これは我が親父が見付けました。
今まで出逢った中で、一番ピンク色が強く石質もしっかりしている逸材クラスです。
丁寧に磨いてあげれば美しい姿となるでしょう。(桜餅のように(笑))





今度はデュモルチ石、ロディン岩、キツネ石(クリソプレース?)を拾いました。
デュモルチ石は青の線がグルッと一周していて面白い、ロディン岩は石質が良く翠も明るめ、キツネ石は通常より石英部分が多く孔雀石のような模様が見えます。(色も青みがかっている)
クリソ〜って系統の鉱物に見えるのは私だけだろうか…。




最後は再び桃簾石、今度は私が見付けましたが発色が劣ります。
これでも良い方なのですが、親父のが良すぎて色褪せてしまいますね…。
まぁ、どもみち私の手に入るのですから問題無し(笑)、どちらも丁寧に磨いて飾石に仕上げようかと思います。(水が冷たいので夏頃に磨きたいと思っています(笑))




予報通り晴れてきましたが、帰る時だったのであまり関係ありませんでした(笑)
それでも雲を貫いて輝く陽光が祝福してくれているようで、嬉しくなりました。(錯覚ですが)





そして数日後、気持ちの良い晴れ日となったので河口へ行きました。
雲が山にかかっていて、その動きで上空の風の強さが見て解りました。




また天気が変わるのかな〜っと思いながら歩き、白ヒスイを発見。
乾くと長方形のヒスイ輝石がキラキラ輝くタイプです。
翠も緑も入っていませんが、雪の表面を見ているような景色は魅力的です。(やや汚れが目立つのが残念ですが…)




次は面白い形をしたネフライトを発見。
石質も良さそうですが、加工に使うには向かないかと…。(プレートが切り出し難いので)
このまま彫刻を施せる職人であれば、面白い作品に仕上げる事はできるのでしょう。(相性と情熱の問題ですね…)




最後は芽吹き色のロディン岩と、縞模様が綺麗な玉髄です。
芽吹のヒスイと間違える程に類似した発色のロディン岩で、白地を確認するまでは区別が難しいですが、大抵のロディン岩は発色の良い部分だけ硬く、それ以外の部分は凹んでいる事が多いです。(硬い部分だけヒスイ化していると言う訳でもないでしょう)
玉髄は透明度も良く縞瑪瑙となっていて綺麗、サンプルとして申し分のないレベルです。


どちらも個人的な見本として保管したいと思います。(幾つか同じタイプが見付かったら、鉱物見本として活用したいと思います)


これで2月の約7割を記録しました…。
残りを記録して、3月に追い付きたいと思います(笑)
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