2018年02月14日
大雪の第二波が過ぎ晴れ間が出ましたので、姫川河口へ遊びに行きました。(この後、すぐに第三派(現在のところ最大の積雪)が来ました…)
辺り一面が雪で覆われていますが、積雪自体を見ると前回からかなり溶けていました。
このまま全て溶けてくれると良いな…、と、この時点では甘い事を考えていました(笑)
早速、溶け始めた川沿いを辿り魅力的な鉱物を探します。
なかなか見付からない状況が続き諦めて帰ろうとした時、砂に埋もれて輝く緑のヒスイ転石に出逢いました。(蛇紋石に導かれた感じで目の前に現れました)
なかなか良い石質と色目、これなら見本として活用できるでしょう。(手の平サイズなのでサンプルとして丁度良い)
これが切欠となり目が覚めたようで、もう一つのヒスイ転石と出逢えました。
石質が脆いのか…、それとも自然研磨が荒すぎるのか…、間違いなくヒスイなのですが、例えるなら「おはぎ」のような姿で「練られた餅」ではありません。
しかし乾くとヒスイ輝石がキラキラと煌めくので美しい、これはこれで見本となりそうです。(川でのヒスイ転石として)
とても気持の良い陽気が続いたので、押上の海岸にも行きました。
この日は冬にしては波が弱く、久々に海岸を歩く事ができ最高でした。
ちなみに、海岸の駐車場は雪で埋もれている(と言うか入口が除雪で塞がれている)ので、歩いて行きました(笑)
普段は大荒れしている事を示すように、テトラ付近が大きく削られていました。
これを何度(何年)も繰り返しているのだから、ヒスイが拾えなくなる事はないでしょう。(縄文時代から繰り返しているのだろうか?、それとも約5億年前からか?)
波打ち際は砂が多く上がっていて波は速め、とても見づらい環境でしたが「在る時は在る」ので運に任せます(笑)
そうして拾えたのはヒスイ転石1個、ロディン岩2個、玉髄1個、シーグラス1個です。
グレードの高いヒスイではありませんが、押上水準の自然研磨によりとても滑らかで、磨けばピカピカになるでしょう。(ヒスイ輝石が目立たないタイプなので磨きます)
ロディン岩は綺麗な黄緑と丁度良いサイズなのでサンプル用に、玉髄は磨かなくても見本になりそうです。(シーグラスは集めているだけ(笑))
今回はこんな感じ、押上の転石は滑らかなので鉱物見本として活用できるのか嬉しいです。
河口の方が確立が高いように思えますが、素材タイプが多いので使い分けが必用となるでしょう。(どちらも楽しめる事は間違いないです)
もっともっとデータを集めて、より良い活用法(自分なりの)を見出したいと思います。
最後に丸玉ブレスの紹介をします。
緑・翠・黒・白・淡紫・淡青のヒスイ玉と、水晶玉を合わせてブレスを作りました。
玉の制作は大変で、全てをヒスイで制作するのは「まさに苦行」です。
しかし数珠からの派生なので「苦行であって然るべき」って感じもしますね(笑)
今回は4個ずつ合わせて、多彩なヒスイを楽しんでもらえたらと作りました。
大量生産との差も出ず、付加価値も付かないのは辛いですが、いずれそれを克服してやろうかと思っています。(苦行に打ち勝った上での話になるのですが…)
それと同時に、レザーブレスとコラボした作品も進めたいと思います。
細かい事は何であれ、似合う人が買って下さいね(笑)
今現在は多くの人がそうであるように「一銭にもならない雪かき」の日々が続いていますが、作っても売れない時期なので「加工していても同じ」って感じがしますね…。
逆に運動になるので雪かきの方が健康に良いのかも(笑)、とにかく精神だけは健全な状態を保って厳しい季節を越えたいと思います。