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作者の思考
ヒスイ日和(睦月の弐)
2018年01月14日
無事に新年を迎え、ヒスイの初拾いに出かけました。(4日に)

まずは姫川河口、荒れた天気が続いたので河川敷は雪で覆われていました。
この日は久しぶりに穏やかになり、雲が多めでしたが太陽も顔を出しました。




いつもながら常連のジイさんが先に探していて、ヒスイ転石と桃簾石を拾っていました。
どちらかと言えば桃簾石の方が良い姿で、綺麗な発色もしていました。

もう一人の先客の若者は、色が暗めの緑ではありましたが質の良いヒスイ転石を拾っていました。
サイズは5cmくらいでしたが、形が良かったので観賞用として飾る事もできるでしょう。

私はと言うと、サイズとしては「二人より大きく色が乏しいヒスイ」を見付けました(笑)
綺麗な蛇紋石が含まれるロディン岩も拾い、磨けば美しく輝きそうです。


ヒスイは所々に淡い緑が入っていましたが、曇っている時に拾ったのでチャートとの区別が難しかったです。
日光でのヒスイ輝石の確認もできなかったので「不完全なロディン岩混合タイプ」にも見えて、初めは半信半疑でしたが太陽が顔を出した途端、翡翠輝石がビッシリと確認できました。

河口は自然研磨が荒い事により滑らかさが足りませんが、乾くと翡翠輝石が際立つので確認し易い事が助かります。(日光が出ていればの話)

とりあえず解った事は「先に探した者は解りやすいヒスイを拾える確率が高い」と言う事です。(当たり前なのですが(笑))
でも後からでもヒスイと出逢える事も証明しているので、一度でも良質のヒスイ転石を拾った事があるのなら、焦る必用は無いと思います。


一通り探し、次は押上の海岸へ行きました。
到着当初は晴れ間が出ていましたが、次第に雲に覆われて行きました。





小石が多く波も長め、しかも濁っているので波の下の石が見えません。
時々顔を出す太陽の光を頼みに、全体を見渡しながら探しました。




太陽が出た時に見付けたのが良質のネフライト、透明度の高いタイプです。
やや陰ってきた時には、ヒスイの小石2個を見付けました。(1個は翠が入って矢尻みたいな姿をしていました)




初拾いはこんな感じ、特別に良質のヒスイとは出逢えませんでしたが楽しかったです。


ちなみに河口で会った青年に「加工に興味はあるのか」を聞いてみたら、一応興味はあるけど「機械工具を揃える資金が無い」との事でした。
転石を磨く程度なら人力でもできるので、そこまでの情熱(加工への興味)はないのだろうな…、と感じました。(今は拾う事が楽しいのでしょう)

私にとっての逸材を探し出すのは、石も人も難しいようです(笑)
今は冬眠したい気分ですが、暖かくなってからは積極的に探してみようかと思っています。


今現在の糸魚川は大雪で雪かきに大忙し、でも故郷の豪雪を思えば遊びのレベルです。
ちなみに、この雪かきでは性格が出ますので、意識して見みると面白いです。(几帳面か、だらしないか、が解る(笑))
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