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作者の思考
ヒスイ日和(葉月の四)
2017年08月24日
天気の悪い日が続いた8月でしたが、時折見せる晴れ間を大切に楽しみました。

この日は朝から晴天で、気温も一気に上昇しました。
お盆が終わり海を訪れる人は半減しましたが、それでも数人が夏の海を楽しんでいました。
トイレは撤去されたものの、シャワーは残っていたので海水浴を楽しむには問題ありません。





早速、浜辺へ行き海水の温度を確かめると、まだまだ温かい。
浮き輪を持った子ども達が泳ぐ中、「見よ、40のオッサンの泳ぎを!」って感じで泳ぎを披露しました(笑)
勿論、誰も見ていませんが(見ても意味無いし(笑))、少し強めの波に怯えている気持は弛んだように思えました。(大人が誰も泳いでいないと、子どもは不安になるかと)


前日まで雨が降っていたいので海水は少し濁っていましたが、大雨が続いた時に比べたら随分と綺麗になりました。(コーヒー牛乳のようだったし…)

今年の夏は甥と泳いだ日と今回で、2回しか海で泳げませんでした…。
それでも悪天候の中、たくさんの人が糸魚川へ訪れてくれたので、とても助かりました。(ヒスイを買ってくれて有り難う!)



次は青海の海岸、天気は晴れたり曇ったりを繰り返し、また降り出した雨により濁った川の水が海へ流れ込んでいました。
波は強いですが表面的な流動で、泳ぐ環境でもなければ、転石拾いに適した環境でもありません。




期待はずれの浜辺でしたが、それでもデュモルチェ石を発見しました。
白いチャート(石英斑岩?)に鮮やかな青が入っていて綺麗、個人的にはヒスイより拾えていない鉱物です。


この石も多く拾えたら良いな〜、出逢う確率の高い場所ってあるのだろうか?
もっと青色が多いタイプを探し求めたいと思います。



最後は、久しぶりの根知周辺(小屋根地区)に行きました。
植物が生い茂り夏真っ盛りな感じ、この日は気温も高く残暑が厳しい日でした。




空には夏を感じさせる大きな雲がありましたが、同時に秋を想わせる雲も浮かんでいました。
これぞ晩夏って感じで、夏の終わりに悲しさを感じならも、秋の始まりを歓迎しする複雑な気持が込み上げてきました。(季節を愛する気持かな〜)





とりあえず以前に見ていた堤防付近を確認したのですが、草木が生えまくりテトラの一部しか見えません(笑)
これを見る限り、今回の増水はこの場所には影響していないのでしょう。




堤防付近から流れる支流の中をバシャバシャと歩き、姫川の本流へ進みます。
以前よりも砂が多く溜まり、上流での工事の影響もあってか小砂利の多い状態でした。(足が沈む場所が多かったです)




やっと本流に到着、やや濁っていましたが「コーヒー牛乳化」していた時に比べたら月とスッポンです(笑)
水量も少なく流れも弱かったので、久々に姫川を楽しむ事ができました。
上流のダムで調節していたのかな?、なんであれ良い環境でした。





水神様の大岩は変わらず草木が生い茂り、生命に満ち溢れた姿をしていました。
秋の終わり頃には祠を見に行ける事でしょう。




川の中を歩いていると緑に輝く石を発見、持ち上げると大きなオンファス輝石でした。
堅牢な肌と渋い緑で魅力的ですが、ヒビが多く加工には向きません…。
何よりもデカくて重いので持ち歩けない(笑)、よってこのまま置いていきます。




真夏のような日差しが降り注ぎ、姫川の清流がキラキラと輝きます。
眩しくて目が痛い(笑)、どれもこれもが綺麗な石に見えるので識別に苦労しますが、この景色が宝なのだと認識して記憶に留めたいと思います。




しばらく歩くと綺麗なロディン岩を拾いました。
何と言いますか…、これは海での転石サイズですね(笑)
綺麗で大きなロディン岩は少ないので仕方ない、これは見本サイズなので後々に活用できる事でしょう。


魅力的な石との出逢いは少なかったですが、夏の姫川を楽しめたので良かったです。
また自然を楽しみながら探したいと思います。



さて、遊んでばかりもいられず大きな仕事が入ったので加工に集中したいと思います。
「私が作った品を」と依頼してくれるお客さんがいる事に感謝して、一つ一つを丁寧に進めたいと思います。

これはもう技術よりも「自身の忍耐」との闘いになりそうです(笑)
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