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作者の思考
ヒスイ日和(文月の参)
2017年07月14日
天気が良かったので、海へ魅力的な転石を探しに行きました。

まずは大雨になる前の青海の海岸、この時期は水平線が霞んでいる事が多く快晴と言う感じではありません。
それでも十分な自然光に照らされているので、光の膨張を見る事ができます。





波は強くはありませんが速く、とても見づらい環境でした。
小さな石達も多く上がっていたので、あまり期待のできない状態ではありました。




そんな中でも1個、ヒスイ転石を発見。
輝石がキラキラしていて転石の見本としては良い感じです。
やはり角張っている部分が多く、押上海岸とはまた違った表情をしています。




次第に空が陰り、河口付近になると海も濁ってきました。(この辺りから山で雨が降っていたのでしょう)
そろそろ帰ろうかと思い足下を見てみると、砂に埋もれたロディン岩を発見。
砂から取り出し海水で洗うと、なかなか良い姿が現れました。



底も平らで座りが良く、黒の岩肌と石英の雪とが良い雰囲気を出しています。
以前に拾ったロディン岩は「春先の山」を想わせるのに対して、こちらは「初冬の山」を想わせます。(くすんだ緑が冬の始まりを告げています)
とりあえず飽きるまで家で眺めて、満足したら返そうかと思います。
まぁ、飽きなければずっと見て楽しむのですが(笑)

この日はこれで探索を終了しました。


次は大雨が降った4日後くらいの河口を撮影しました。
一時は通行止めとなった姫川橋ですが、老朽化の中でも激流に耐えたようです。
大雨が短期的だった事が幸いだったのでしょう。(降り続いたら最悪だったかと…)




川と海とが合流する浜辺に向かったところ、途中に増水で削られた痕がありました。
その先にあるはずの浜辺も消滅、跡形も無いとはこの事ですね…。
姫川は未だに多くの濁流で溢れ、本来の美しさを失っていました。
こんな所を彷徨いている場合でもないので、さっさと帰り野いちご摘みを楽しみました(笑)







最後は更に数日後の押上海岸で転石探し、海水浴を楽しむお客さんが多くなり夏を感じる季節の到来です。
なるべく邪魔にならないよう、海水浴場のスペースでは探さないようにしています。(通りすがりに遠目で見る感じ(笑))




波は非常に穏やかで「チャプチャプしているだけ」って感じです(笑)
とても見やすい環境ですが、逆に波による海岸の変化は期待できません。
遠くには釣り人がいて、私同様に海水浴を楽しむ人の迷惑にならないようにしていました。




一通り歩いて流紋岩(石英斑岩?)1個、ネフライト3個、黒ヒスイの転石1個を拾いました。


流紋岩(石英斑岩?)は「遠吠えしている子犬の横顔」のような紋様が面白くて拾いました。(もっと正面から見ると更に可愛い子犬に見えます)
ネフライトは右上のが既に光沢があって良質、黒ヒスイも光沢があり曲線に自然研磨の年期を感じます。
海岸転石として黒ヒスイは稀少なので、サンプルとして保管したいと思います。


これから良い季節となりますので、糸魚川へ遊びに来てもらえると嬉しく思います。(熱中症には気を付けて下さい)


ちなみに腕時計とのコラボ試作も作りました。
まだ改善の余地がありますが、なかなか良い感じに仕上がったかと思っています。
あとは時計自体の需要ですね…、ケータイにより道具としての時計は終わりを迎えていますので、その先(道具)を越えていかなければ難しいでしょう。


でも楽しいなぁ〜(笑)、これも経験なので常に経験則で学ぶよう心がけたいと思います。
知識だけなら誰でも得られますが、経験から得る法則は他者の意見では揺るがないので信念を通せます。(その分、苦労はするけど(笑))

仲間と研究を重ねて「未来のカタチ」を創って行けたら最高です。
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