多くの人の“大切なわたしのかけら”となることを願いまして…
ホーム作者の思考ヒスイ日和(皐月の壱)
作者の思考
ヒスイ日和(皐月の壱)
2017年05月01日
5月に入りましたが、先月の29日の話を書きます。

29日に高浪の池(フィッシングパークも)がオープンしたので、再び小滝へ向かいました。
小滝入口のお店も開店していて、山菜やヒスイの小石などを販売していました。
少し雑談(熊と遭遇した事など)をして、目的の高浪の池へ向かいました。
ちなみに小滝では熊を見るのは「ある意味で運の良い事」なのだそうです。(ちょっとアイヌの文化みたいですが、以外と人前に姿を現さないようです)


前回と同じ場所で撮影、比べてみると以前より雪が融けて僅かな芽吹きも見られます。
雲の多い日でしたが、時折太陽が顔を出して恵の陽光が降り注ぎました。




早速、気になっていた「小滝まるごとミュージアム」を見学しました。
ロッジだった施設を活用しているようで、中には化石やヒスイ岩石などが展示してありました。
まだ始めたばかりのようで情報(展示物)に厚みはありませんが、何もしないよりは行動したのだから楽しくなる可能性はあるように思えます。
個人的には加工場(体験加工用の)も整備してもらえたら嬉しいなぁ〜。(そういう場があれば見に来ても楽しいと思う)




今年初の浪太郎(翠?)のオブジェに、ご挨拶しました(笑)
口の中のヒスイも健在、何年も見ているので愛着を感じているのは私だけでは無いでしょう。




雪解け水を含んで満タンになっている高浪の池です。
本来は桟橋があるのですが、今現在は水量が多すぎて水没しています(笑)
この底知れない神秘的な姿は、いつ見ても心惹かれます。
美しさと恐ろしさを同時に感じる感覚は不思議で、言葉では伝えられない感情が湧いてきます。(神に向き合っている感覚なのかな?)






その後方約10mには、萌葱色のフキノトウが群生していました。
春を感じるなぁ〜、このくらいでも天ぷらやフキ味噌にして食べられます。
でもここには食堂があるので、そこで山菜天ぷら蕎麦を食べるのが醍醐味だと言えます。





本格的な木々の芽吹きはもう少し先のようですが、確実に訪れている春を楽しむ事ができました。
もう一つ楽しみにしていた昼食の「先着30名の白玉入りぜんざい」を、一番乗りで頂き満足(笑)
高浪ラーメンも美味しかったので大満足の1日でした。
多分、知人の息子さんが作ったかと、若い男手があるとおばさん達も心強い事でしょう。(どうしたって若者は必用となります)


オープン祭りと言う事もあり、お客さんもそれなりに訪れていました。
しかし観光で成り立つ事を考えると、この規模では駄目なのでしょう…。(私個人は、この規模が大好きです)
でも日本の人口が適正の四千万人となれば、この規模が普通になるのでしょうね(笑)
そう考えると「この規模での成り立ち方を考える事が重要なのでは?」と思えてきます。
私も理想とする「バランスのとれた運営」、難しいけど求める価値はあるかと思っています。


それはそうと、食堂では薬石の湯飲みを作っているお爺さんと話しました。
年齢により制作が困難になっているようで、このままでは糸魚川での物産が失われるかもしれません。(糸魚川で作られなければ意味が無い)
加工労力を考えても重労働で、騒音なども考えると人里離れた場所でしか制作できないでしょう。
なかなか値段に反映する事が出来ないようで、後を継ぐ者もいないのが現状のようです。

難しい問題だ…、薬石自体も紋様の良い方が需要があるようですが、湯飲みであれ装飾品であれ使い続けると全体が茶色く染まっていきます。(やがて紋様が見えなくなる)
白い部分の方が石質が良く、使い続ける事を考えるなら白い部分の多い方が耐久性が高くて長持ちする事でしょう。(成分も白い部分の方が良いらしい?)
紋様を残す為にガラスなどでコーティングしても、薬石の成分の補給を目的としている湯飲みには必用とされないでしょうね…。(手間もかかるし)

通常の薬石を白い部分として、紋様ありの薬石を流紋状薬石と使い分ければ観賞用と普段使いに分けられるかもしれません。(ある程度は…)

まぁ、白い部分の薬石の使い方を考えれば無駄も少なくなると思いますが、そもそもに作る者がいなければ意味無いですね…。
こういった事を糸魚川が本気で考える日が来るのだろうか…。


と、気を取り直してレザーブレス用にルースを制作しました。(画像は一部です)
芽吹・開花・青海・彩雲・叢雲など、自然を感じられる景色を優先して加工しました。
とにかく優先するのは「私の目に映る景色の具現化」で、グレードはあまり重視していません。
今月の中旬くらいにはレザーブレスが仕上がるようなので、いつ来ても良いように準備しています。(待ち遠しい(笑))




コラボで互いが利益を共有する方法は限られていますが、必用な人材であれば支え合うのが道理と言うものです。
この方法が未来を創る「一つのカタチ」となれば幸いです。


景気とは逆行して季節は光に満ちています。
この季節を楽しまなくては損、私を前に進ませる記憶を補給して願い信じる未来を手にしようと思います!
  Powered by おちゃのこネット
ホームページ作成とショッピングカート付きネットショップ開業サービス