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作者の思考
海での転石拾い(弥生の参)
2017年03月21日
また晴れ間が出たので、押上の海岸へ転石拾いに出かけました。

この日(3/15)は朝から快晴で、気持ちも明るくなりました。
午前中は仕事(加工)をして、午後から海へ探索に向かいました。





天気は良かったのですが風が冷たく、強くて長めの波が押し寄せていました。
まるで冬のような風だったので、体を丸めながら歩きました(笑)
浜辺は探し易い環境でしたが、満ち潮だったようで探す範囲は狭くなっていました。




探索の途中、頭上約2m付近をカモメが飛んでいました。
やけに近いので早速撮影(笑)、その後も付いてくるような感じで飛んでいるので、しばらく見ていると更に1羽が合流しました。
2羽で頭上をホバリング…、サーファーのように風に乗っています。(まさにウィンドサーフィン(笑))
まさか鳥爆弾(フン)を狙っているのでは…、と心配すると同時に「帽子を巣にしたいのだろうか?」とも思いながら、頭上を気にして探索しました。





そんな中で右側の最終地点付近を歩いていると、美しく膨張する小石を発見!
すかさず手に取ると、質の良いヒスイ転石でした。
淡い翠が広がり石質も良いタイプ、しかし押上では珍しく自然研磨が少し荒いのが不思議。
翡翠輝石が輝くのでメリットもあるのですが、標石としては僅かに及びません…。
それでもレア度は4と言ったところなので、サンプルとして大切に保管します。



喜んでいる内にカモメは何処かに行ってしまい、こういった事があると「啓示?」って思ってしまう。
偶然のようで必然、面白い体験が出来るのも転石拾いの魅力でしょう。

ちなみに親指の爪は、前回の海綿?の硬度を確かめた際に付いた傷が、午前中の加工で「更に削れた」ってだけなので気にしないで下さいね(笑)


右側の探索を終えたので、折り返して左側に向かいます。
今度は向かい風となり、より寒さが身に染みます。(晴れていなければ速攻で帰っている)




1時頃になると雲が多くなり陽が陰ってきました。
とりあえず左側ではネフライト2個、玉髄2個、デュモルチ石1個、シーグラス4個です。(ちなみにデュモルチ石・デュモルチェライト・デュモルティエライト、どれが一般的な名称なのだろうか?)
特に「大きめの玉髄」と「石英が張り付いているネフライト」は珍しく、玉髄は瑪瑙部分も見られて磨けば美しく仕上がるでしょう。
石英が張り付いているネフライトは、私としては殆ど出逢った事がないのでサンプルとして保管しようかと思います。(大きくてハッキリ解るので、珍しいと思うのですが…)





1時間くらいで天気が変わり、快晴だった空は暗い雲に覆われ始めました。
風が強くなり波も荒れ始めたので退散、また良い日和に訪れたいと思います。




帰り際に「波を2度も被った」と言って着替えているオジサンに出逢い、ヒスイの識別をしました。
確実なヒスイは1個あったので、頑張った甲斐はあったように思えます。(でも、くれぐれも波には気を付けて下さい)
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