2017年03月15日
気持ちの良い晴れ日だったので、押上海岸へ転石拾いに出かけました。
先日は雪が降り冬に逆戻りしましたが、その雪も数日で消えて暖かい日が続きました。
快晴ではありませんでしたが、歩けるようになった押上海岸を楽しむには十分です。


この日(3/13)は前日に山に雪が降ったらしく、11時頃でも肌寒い気温でした。
海に冷たい水が流れ込んでいるので、釣人も環境が良くないと言っていました。
転石拾いとしての環境も悪く、砂利が積み上がっていて歩く度に足が沈み歩き難い…。(トレーニングとしては良い環境です(笑))
波は強く無いですが、早めの波なので波打ち際を見ていると疲れます。

とりあえずは海岸右側の最終地点に到着、こっちは砂も上がっていました。
砂が増えるほど歩き易くなったので良かった(笑)、こういった状態でもヒスイを見付ける事は可能です。(小さいヒスイだけどね)

と、言う事で、玉髄を2個、ヒスイの小石を7個、拾えました。
このサイズは瓶に入れて楽しめるので嬉しい、少し大きめのは翡翠輝石が綺麗ならガイド用の見本に、翡翠輝石が目立たないタイプなら磨いて飾り用にしても良いかと思っています。

次は海岸左側を探索、こっちも同じ様な状態でしたが、より小さな砂利が浜に積み上がっていました。
こんな時は豆ヒスイを狙うのが最適、目を凝らしながら探すと、一際美しく光る小石を発見!
誰がどう見ても「ヒスイか陶器かプラスチック」だと認識するでしょう(笑)
手に取って確認すると春色の紫ヒスイでした!、小さいですがレア度は4〜4.5クラスです。
もっと大きければ…、とも思うのですが、まずは自然に感謝。
このタイプの紫ヒスイを集めたケース(標石用ケース)があるので、そこに入れると一体感が増して更に美しく見えます。


満足のいくヒスイが拾えたので、面白い石も探す余裕が出ました。
まずはこれ、赤い石英(ジャスパーの類)だと思ったのですが、手に取ると非常に軽い…。
水に浮く軽さで到底鉱物とは思えませんが、爪よりは硬いので発泡スチロールでも無いかと。
海綿かな?、よく解りませんが詳しい人に聞いてみようかと思います。

次はこれ、たまに見かけるのですが石英にしては重い感じがします。(さっきのとは逆に不自然に重い気がするけど…)
肌色の部分が特に気になる…、桃簾石か灰簾石の類なのか?、コランダムの成分って事は無いのだろうか?(解りませんが(笑))
その部分の硬度は鉄よりも硬いです、まぁ石英自体が鉄よりも硬いので混ざっていたら当然ですね。(これも聞いてみるかな)

最後はこれ、このタイプはよく見かけます。
デュモルチェ石の類かと思っているのでが、正式な名前は在るのだろうか?(キツネ石の類なのかな?)
水に濡れている間は綺麗なので、集めて水槽などに入れても良いかもしれません。

そんなこんなで、紹介した石以外にも玉髄を2個、シーグラスを3個、ネフライトの小石を1個、ヒスイの小石を5個、拾えました。
個人的には薄紫のシーグラスが気に入っています、この色のはレアで簡単には在りません。(ガラスなので人工的に作れるけどね(笑))
この小さいヒスイたちは「糸魚川ヒスイである識別の見本」として重要なので、私にとっては欠かせない存在だと言えます。(よって小さなカケラであっても大切なのです)

一時間程の探索も終了、午後からは加工に専念します。(お昼頃には暖かくなり汗が滲む気温となりました)
気軽に楽しめるアクセサリーとして作ったペンダントやピアスも、少しずつ売れているので補充しなくてはなりません。(お客さんに感謝です!)
レザーブレスとのコラボ用のルースも制作中で、近日中には一作目を掲載したいと思います。
世の中の景気は不安定ですが、自由を選んだ私は常に不安定なので「やるべき事を成す」って事に集中して進んで行きたいと思います。
季節は「休息」から「再生」へと移り「躍動」へと向かって行きますので、それだけでも幸せだと感じています。