2017年01月07日
毎年恒例ですが、押上の海岸へヒスイの初拾いに行きました。
この日(2日)は午前中が曇りのち晴れで、それからは天候が不安定となり雨となりました。
午前10時頃の海では、数人の釣り人が初釣りを楽しんでいたのが印象的でした。


晴れたり曇ったりを繰り返していましたが、波は穏やかな方でした。
なだらかな浜は探しやすい環境となっていましたが、ヒスイと出逢えるかは運次第です。


今年初の海を楽しんでいると次第に空は晴れ、海も澄んで本来の美しい姿を見せてくれました。
地元のお爺さんも拾いに来ていて、いろいろと話が出来て楽しかった、化石の話を聞けて勉強にもなりました。(年には勝てず、化石探しは引退したそうです)


この日に私が出逢えたヒスイは5個、上は荒いタイプのヒスイですが、残り4個は質がしっかりしていてヒスイ輝石もキラキラ輝いていました。
右の2個は淡翠に染まっていて、ヒスイらしい表情を楽しめます。

こちらは地元のお爺さんが1日(元旦)に釣りをしていたら、良質のヒスイ転石が浜に上がっていたので拾ったのだそうです。(ある意味で釣り名人ですね(笑))
ちょっとピンボケしてしまいましたが、良質なヒスイなのは解るかと思います。

最初は「この年代特有のハッタリ」かと思いました。(質も滑らか過ぎるのでバレル研磨かと…)
しかし人柄や形状を吟味した結果、海岸転石で間違いないと言う結論に達しました。(さすがにバレル研磨した転石を、元旦に浜辺へ置いて行く奇特な人もいないでしょう(笑))
まさにお年玉(笑)、今でもこういった事があるのだと解り嬉しくなります。
話は戻って私が拾ったネフライト2個です。
上のは自然の磨斧(ハンマー?)のよう、なかなか質の良いタイプなので加工に使えそうです。

次は小さなネフライトが1個、玉髄が3個、ロディン岩が1個、シーグラスが3個です。
小さいですが綺麗、何かしら活用できるかと思います。(シーグラスは飾用)

お昼頃になると天候が悪化し、水平線は黒い雲に覆われました。
海も白波が立ち、風が強く吹き荒れるようになりました。

せっかく人が多くなってきたのに残念、でも初拾いとしては良い出逢いがあったので良かったです。
私が拾ったヒスイではありませんが、大きい良質のヒスイも見られて満足、幸先の良いスタートとなったかと思います。(小さいヒスイも拾えたし満足)
今年は仲間集めの一環として、海岸でのガイド(体験加工含む)もしたいと思っています。
ちょっと観光案内所に聞いたところ、それなりに需要があるようなのですが、観光案内所から紹介する為にはジオパーク検定の認定書が必用との事でした。
全くもって面倒くさい(笑)、ボランティアガイドの組織に属する必用もあるようなので、民間で生きる私には関係の無い事が多いです。
会費も必用との事なのですが、こっちがお金を払ってガイドする意味が分からない…、ボランティアと言っても何かしらの作業賃が出るのだろうか?(ボランティアにも表と裏があるのでしょうね)
まぁ、私の場合は自分に必用となる人材の確保が優先事項なので、行政に頼る必要は無いですね(笑)
そもそもに「糸魚川では観光業は成り立たない」と結論づけているので、このガイドで成り立つ事など望んではいません。
これは夢の実現への一歩目であり原点、後の未来をどう具現化するかを勉強する段階となります。
とりあえず料金も決めていないし、募集しても集まらないのも寂しいので、当初は友人や知人をメインに進めて妥当な値段を決めたいと思います。(大体は決めていますが)
物産センターの加工所の協力が可能ならば、数人での体験加工も行えるかと思っています。
しかし不可能であったなら私の工房で対応できますが、一人しか受ける事はできませんし、人選も厳しい基準になるかと思います。(気軽さが無くなってしまう…)
女性ならば「アマチュア領域での不毛な販売をする確率」は低いので、年齢などの制限も必要ないかと思っています。(現実的な年齢制限はあるよ(笑))
とにかく「定年退職組の小遣い稼ぎ」には協力する気はありません。
まだ漠然としたイメージしかありませんが、楽しい空間を創れたら楽しくなると思っています。
とにかく暖かくならないと始まらない(笑)、今は構想を練って再生の季節を待ちたいと思います。