2016年11月07日
天気の良い日だったので、押上の海へ転石を拾いに行きました。
この日(2日)は午前中は快晴でしたが、やや風が強く気温も低かったです。
波も強めで、平日だった事もあり訪れている人はいないようでした。


浜辺は砂が多く上がっていましたが辛うじて砂利もあったので、とにかく綺麗な石の1個でも拾えたらと思い歩きました。
日光が強く全てがキラキラと輝いていて目が痛い(笑)、潮風も追い打ちをかけてくるので、手で光と風を遮りながら探します。


人気はありませんでしたが浜には足跡があったので、早い時間に歩いた人がいたのでしょう。
だからと言って残念に思う必用は無く、出逢いは「運」なので拾える時は拾えます。
しかもこれだけ波が強ければ浜の環境はすぐ変わるので、早かろうが遅かろうが楽しめます(笑)
ただ、こういった環境では波は強いので、くれぐれも気を付けて楽しんで下さい。
と言う事で、今回の探索で出逢った石たちです。
まずは、ヒスイ以外の転石で、上のアルカリ角閃石岩が1個、下のネフライトが3個、左下の玉髄が1個、右下の鴬石(自称)(ロディン岩)が3個です。
アルカリ角閃石岩はネフライトに似ているので迷いますが、硬度と表情が微妙に違います。
でも今回のは、もしかしたらネフライトに近いのかもしれません。

次はヒスイの転石で、左上のはヒスイ輝石がキラキラと輝くタイプで、右上のは私が「流青」と分類しているタイプのヒスイです。
左下のは光沢(石質)が良く、右下のは僅かに翠が入っています。

ちょっと面白いのは「流青」のヒスイで、地の色がくすんだ桃色をしています。
通常は乳白色・灰色・暗めの紫色なのですが、灰色と暗めの紫色が混ざったのか、それとも地に灰簾石が混ざっているのか…、ともあれ面白いサンプルとなりました。(私にとって)
更に面白いのが良質のネフライトで、石質が段違いに良く深緑の模様も入っています。
当初は蛇紋石(ボーウェナイト)かと思ったのですが、硬度や乾いた際の肌質が違います。
肌の特徴を見る限りネフライトとしか思えない…、あまりに濁りが少ないので間違えるのも無理はないかと思います(笑)
そのまま磨いただけでも、綺麗なペンダントになるでしょう。(サンプルで保管しますが(笑))


帰り際に、地元のお爺さんがいたので話してみました。
ヒスイの事を色々と楽しく話していたら、極小の綺麗なヒスイ転石を貰いました(笑)
私は県外者ではなく、ヒスイの加工を職業としている事も伝えたのですが、普段から楽しい話をした人にプレゼントしているようです。


小さいけどレア度は4〜4.5クラスで滅多に拾えないレベル、私がもらっても良いのだろうか…。
きっとお爺さんは、拾いに来た若い女性にプレゼントしたかったんだろうなぁ…、この日はオッサン(私)しかいなくて申し訳ない(笑)
この日に拾った転石なのか、それとも以前に拾った転石を持ち歩いていたのかは定かではありませんが、大切に保管しようと思います。
海で拾い始めたのが3年前くらいとの事だったので、まだこのレベルのヒスイ転石と出逢える証拠でもあります。(もっと大きいのも在るでしょう!)
私の経験とも合わせて考えても間違いないので、説得力はあるかと思います。
ちなみにデュモルチェ石が何の石か(名前など)解らなかったようだったので、名前と珍しい石だと言う事を伝えました。
白色の石が好きなようで、石英や曹長石なども拾って楽しんでいるようです。
地元同時(私の生まれ故郷では無いけど)での出会いではありましたが、楽しい人の縁・石の縁が在った日でした。
また海へ遊びに行きたいと思います。
話は変わって新たな革紐を入手しました!(約200mあるので当分は保つでしょう)
国内生産だったので結構なお値段でしたが、作品に合わせるには相応しいかと思います。
摩擦に強い頑丈な革紐を探していたので、良いお店と出逢えて良かったです。
神玉を購入される方々の支えが在っての購入だったので、とても感謝しています。

色はスサノオのイメージカラーである「渋い緑色」を選びました。
他のバリエーションも揃えたかったのですが流石に無理(笑)、資金が貯まってから考えようと思います。
同じ色ではありますが、違った折り仕様の革紐を二種類そろえたので、用途に合わせて使い分けできます。
一応書きますが、革紐単体では販売しませんので、ご了承下さい。