多くの人の“大切なわたしのかけら”となることを願いまして…
ホーム作者の思考「自分」という国
作者の思考
「自分」という国
2011年04月01日
人それぞれを一つの国とするならば、他国(他人)に命綱を握られる事はあってはならない。
特に個人自営業は「独立主権国家」を成さなければ、植民地となり他国に安く使われてしまう。
一つの旗の元に集まる合衆国(企業)は、民主主義という鎖に縛られて思うように行動できない。
不景気の世の中では、民主主義も足枷となってしまう事は隠しようがない事実です。
自分がどのような国なのか、どんな国と成りたいのかを確認して進んで行かなければなりません。

個人自営業が考える事は国(日本国)の運営を小規模(個人の規模)にすれば良いです。
とにかく自給力と外交力を高めなければ、国の繁栄は不可能となります。(防衛力にも繋がる)
現在の商売として「値下げ」が主流となっていますが、この品は直接「国の繁栄」には貢献しません。
値下げシステムのカラクリを説明しますと、まず第一に守る項目として「国の運営」があります。
そこからブランド、この中にも優先順位があって大ブランド・中ブランド・小ブランドがあります。
その下に量産商品というモノがあり、これが臨機応変に値段を調整して「ブランドの維持」を担います。
この量産商品の調整が追いつかない場合、小ブランドの値段が変動します。
小ブランドでも調整出来ない場合、中ブランド→大ブランドと値段が変動して運営に影響を与えます。
ここまで影響が出てしまうとかなり厳しくなりますが、量産商品が売れている間は何とかなるでしょう。
今は不景気なので量産商品が価格破壊を起こすのは当然ですが、元々が「安く仕入れた品」であるので、
値下げの許容範囲がとても広く、大量にあるので在庫処分として転用が可能となっています。
このシステムで重要な事は、量産商品しか持たない国は「滅んでいく定め」にあると言うことです。
自国ブランドを持たない、自国ブランドを維持できない、そういう国は運営に限界がある事になります。
幾層にも成るピラミットを構築できないと、滅亡のリスクも大きくなると言う事ですね…。

しかしこのシステム…、余りにも人をバカにしているようにも感じる。
量産商品は大抵、もの凄い格差のある国(人件費の安い国)で作らされています。
特徴としては、見た目を重視するので様々な処理をしています。(着色やガラスコーティングなど)
安く売るから「許される」と言う暗黙の了解が成立しているようにも思えます。
でも量産と言えども全自動で作られているのでは無く、必ず主要な作業は人の手が入っています。
企業努力と称して簡単に価値を下げて良い存在では無いはずです。(特に作りもしない人達の都合で)
何かを踏み台にしなければ守れないシステム…、これが国や商売の本質なのでしょうか…。
扱う側に問題があるのか、購入する側に問題があるのか、その両方なのか。
分かることは、「この汚い領域から目を背けずに自分らしく生きられる道を探す必要がある」事です。
これが「自分という国」の根幹を成すための、生涯にわたる試練なのだと感じています。
  Powered by おちゃのこネット
ホームページ作成とショッピングカート付きネットショップ開業サービス