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作者の思考
河川モニターの返答(6月分)
2016年07月20日
提出した河川モニターの返答をもらいましたので、お知らせします。

根知・大野・河口付近の返答です。







「新潟県を含む北陸地方は6月13日に梅雨入りしました。幸いにもこれまでに災害が発生するような降雨・出水はなく、河川を管理する立場の者として安堵しているところですが、全国的にみれば6月19日以降、西日本を中心に梅雨前線の活発な活動で九州、中国、四国、などで大雨となり、特に九州・熊本では4月に発生した地震による被害がある中、テント村の浸水や更なる被害拡大になるなど、被災者に追い打ちを掛けるような厳しい現状に心が痛みます。
 
 ご報告いただいた異形ブロックの写真は、稲荷頭首工の護床工でしょうか。稲荷頭首工(堰) は姫川右岸側の農地約22haを灌漑するために姫川に横断して設けられている取水施設です。護床工の異形ブロックが傾いている状況は機能を果たしている最中であると考えられますが、写真の状況を見ますと近づかない方が良いかと思います。
 なお、先月のご報告でいただいた小屋根地先の鉄筋やコンクリート片については撤去しましたので、この場をお借りしてご報告させていただきます。

 河口周辺のご報告について、小石は5月に開催した総合水防演習の会場整備に使用した砕石を撤去し、河口周辺に仮置きしたものです。これを堤防天端舗装の路盤材料に使用します。また、土砂運搬は堤防天端舗装を行う際の掘削で発生した土砂を用いて高水敷の不陸を整地している作業になります。

 最後に、二期・二年間の永きにわたり姫川の河川愛護モニター活動として、貴重なご意見・ご報告をいただき大変ありがとうございました。また、河川の安全利用点検への参加など、お忙しいところご協力をいただき重ねて感謝申し上げます。
 今後も姫川応援団として、お気づきの点がございましたらご連絡をお待ちしております。また、お近くにお越しの際には、お元気な姿を見せていただけますようお願い致します。」


との事でした。


この頃は糸魚川も雨が多くなり、時々どしゃ降りの雨が降り続きます。
今のところは深刻な水害はありませんが、油断せずに川や海を見て行こうと思います。
どんなに気を付けても回避できるレベルの存在ではありませんが、心の持ちようと言いますか…、「そう言う事態も在り得るのだ」と覚悟をする必用があるかと感じています。(回避は無理でも軽減は可能かと)

根知周辺での異形ブロックですが、見た目は壊れて見えますが機能を果たしているそうです。
どうみても一部が破壊されている感じですが、取水するには問題が無いのでしょう。
水の勢いを抑える事を目的としているなら、あんな感じでガチャガチャしていた方が都合が良いのかもしれませんね。(見た目が悪いけど(笑))

河口に積まれた砕石は、会場整備に使用したものを再利用する為に置いているようです。
資材を無駄なく活用しているようで、昔から繋がる作業工程にも無駄がない事が解ります。
仮置きしている状態も綺麗に整えているので、見た目的にも不快感はありません。


最後になりますが、河川愛護モニターを二年間やってみて思ったのは「返答に専門用語が多すぎて、一般には読み辛い」って事でした(笑)
それでも今はインターネットがありますので、解らない用語は調べれば簡単に知る事ができます。
しかし、その説明も難しく、文字で知るよりは現地で説明してもらった方が解りやすいでしょう。(体験すれば、もっと理解できるかと)
言うなれば「経験に勝る知識は無し」って感じでしょうか(笑)

普段見慣れている物でも、それがどのように作られているのかを知る機会は殆どありません。
二年間のやり取りで、知らない事を幾つか学べたので自身の成長に繋がったかと思っています。(別に工事関係者になるつもりじゃないよ(笑))

今後も、まだまだ疑問に思う事が出てくると思うので、個人的に聞いてみようかと思います。
今の世の中、訪ねても答えが返ってこない事が多いですが、総合的な知恵と知識を備えれば、その糸口を見出す事は可能になります。

知的欲求を満たすのは人間の特権でもありますので、その権利は活用したいと思います。

それでは、今回をもって河川愛護モニターの報告を終了します。(ご愛読を有り難うございました)
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