2016年06月30日
今月は雨が殆ど降らず、気温も高い日が多かったです。(月末は雨が降りました)
冬に降雪が少なかった影響もあり出水での被害は無かったように思えますが、「蟻の一穴」になるような小さな老朽化は進んでいるかと思われます。
震度3程度の地震もありましたので、今後も慎重にモニターして行くのが良いかと思います。
今回は根知・大野・河口周辺の報告です。(根知周辺は最近に書いた場所の報告です)
整備しても壊れるので、他の方法を考えた方が良いように思えます。
ここへ行く途中にも鉄筋が突き出ているので、可能なら切断した方が良いかと思います。
しかし、あまり行きやすくするとブロックの穴に落ちる者も出てくるかと思いますので、事故に繋がらないように注意喚起する必用があるかもしれません。(子どもを連れて行く事だけは絶対にやめた方が良いでしょう)


次は大野周辺です。
24日と25日の夜に長めの雨が降ったので、26日は濁った水が流れていました。
それも27日には落ち着いたようで、多少濁った水が流れているだけです。
水量は多くなりましたが、川幅を変えるような量と流れはありません。
河川敷は草花が育ち、昆虫たちのパラダイスになっているようです(笑)
雨が少なかったので草むらを歩いても蒸れた不快感は無く、特有の臭いもありませんが、7月中に1回は草刈りが必用になるかと思われます。




最後は河口周辺です。
河川敷には護岸の材料とするのか、小石たちが積まれていました。
テトラを作る際に使うのだろうか?、堤防にも敷かれていたので補強用かな?

姫川橋には老朽化した部分が示されています。
一見は落書きのように見えますが、ちゃんと検査して記してあります。
でも偶然なのか、右下のは「ツチノコ」に見えますね(笑)

何やら堤防付近で工事もしていました。
土を運んでいるようでしが、何の作業なのだろうか?
小規模な作業に見えたので出水での被害では無さそうです。

流石に河口は流れが強く、水量もあります。
海も荒れていて水平線は山側の晴天と違い、不気味に暗くなっていました。
風は強くなかったですが、釣りなどは控えた方が良い環境でした。


川と海とか激突して溢れた水で出来た「池のような場所」で、ロディン岩を発見。
なかなか綺麗な色が出ていますが、角閃石が混ざっているので加工に向かないタイプです。
でもそのままの姿が牡蠣に見えて面白い、乾くと白くパサつくのが残念です。
水に入れて楽しむか…、表面を少し磨いて飾るか…、いろいろ試してみたいと思います。



私以外にも河口を歩いている人がいたので、ちょっと話しかけてみました。
名古屋から仲間と一緒に遊びに来たお爺さんで「毎日姫川を歩いているのかい?」と問われ、「流石にそこまで暇じゃ無いです」と答えて笑い話になりました(笑)
きっと地元だから「毎日姫川を楽しめるのだろう」と言う憧れで聞いたのでしょうが、ここに住んだ方が「海や川へ行かなくなる」って傾向にあります。
遠くから訪れた方がストレス解消になり、きっと仲間と訪れる道のりも楽しさに含まれているのでしょう。
逆に地元には毎日のように川を歩いている爺さんもいますが、それは生業であり労働…、直接金銭に関わってくる行為なのでストレス解消にはならないのだと思われます。
現在のバランスが「一番楽しめるのだと認識する事」が、大切なのだと感じました。
さて、これで2年間の河川愛護モニターも終わります。(終わる筈だ(笑))
私の報告で何か変わった事があったのか解りませんが、少しでも姫川の魅力を伝える事が出来たのなら幸いです。
今後もモニター報告では無いですが、石拾いの事を書いて行くので興味がある人は読んで下さいね。
普通に生きられたのなら、後25〜30年は書き続けるでしょうから(笑)