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作者の思考
海での標石(転石)拾い
2016年06月29日
月末になり梅雨らしく雨が降るようになりました。
しかし長く降り続く事は無く、降ったり止んだりを繰り返しています。
風は強めに吹くようになり、海が荒れる事の多い月末となりました。

まずは21日の探索、この日は晴れて波も穏やかでした。
晴れてはいましたが雲も多く、水平線は霞んでいました。
気温は高くて油断していると、熱中症になる危険があった日でした。



浜辺ではボートで釣りを楽しんでいる人がいましたが、良い釣果では無かったようです。
浜の環境は石たちが積み上がっていて、探し良い状態ではありませんでした。

この日の結果は、玉髄1個、ネフライト(アルカリ角閃石岩含む)10個、オンファス輝石2個でした。
ヒスイの転石には出逢えませんでしたが、綺麗な石たちに出逢えたので満足です。(一応、オンファス輝石はヒスイですけど)


ネフライトとアルカリ角閃石岩の区別は色合いで判断できるかと思いますが、乾くと白くなりやすいのがアルカリ角閃石岩なのでしょう。
硬度的にネフライトに劣っていて、艶が出にくいのだと思われます。
でも混ざっているのがあるようなので、完全に分ける事は難しいのかもしれません。
なので軟玉、あるいは玉(ぎょく)として呼べば間違いでは無いでしょう(笑)


次は25日、この日は曇りで前日の夜に降った雨によって海が濁っています。(濁った川の水が流れ込んだからなのでしょう)
風も強く波は「荒くて速い波」だったので、油断していると危険です。





しかし、こういった環境の方が良い転石と出逢えるのも事実。
慎重に波の音を聞きながら、安全な間合いを保って探しました。


土曜日でもあったので人もそれなりにいましたが、この波に悪戦苦闘していました。
せめて天気が良かったら楽しめたのでしょうけど…、良い思い出作りにはならなかったかもしれませんが、諦めずに再挑戦して下さい。


波が大きくて速いので、それっぽい石が見えても一瞬で波に消えてしまいます。
このレベルの波だと「引いた時に走り、押してくると同時に戻る」なんて事は無理です(笑)
しかし不可能ならば相応の探し方があるので、慎重に波打ち際を歩きました。
そしてヒスイを発見!、曇っていても照りが確認できます。



このタイプは緑がかった珪石に非常に似ているので、判別が難しかったりします。
光沢や重さ、発色や質感を吟味してヒスイだと解るので、素人泣かせなタイプだと言えるでしょう。
憶測ですが「オンファスの系統」になるような特徴が見られ、翡翠輝石は見えませんが石質が安定しています。(要は、磨けば艶が出やすいタイプって事です)
なかなか面白い、曇った日で見る石たちは違った表情を見せるので勉強になります。


その後も探した結果、ヒスイ5個、ロディン岩1個、オンファス輝石2個、玉髄3個、ネフライト3個、アルカリ角閃石岩1個が拾えました。


最初に拾ったヒスイ以外は、その場ではヒスイなのか、アルビタイトなのか、ロディン岩なのかの判断が出来ませんでした。(曇っていて艶や翡翠輝石が確認できないので)
家に帰って改めて確認したところ、4個にヒスイ輝石と光沢が見られたのでヒスイだと判別できました。(1個のロディン岩は現場で判別できましたが、どれがロディン岩なのか解るでしょうか?)

やっぱり「それっぽい石」と思ったのはヒスイだったので、曇った日は全て持ち帰り確認する事をお勧めします。

今回はヒスイを多く拾えました(笑)
波が強い日は無理せずに、間合いを計って探せば良い事が示せたと思います。(ほとんど運でしょうけどね(笑))


ともあれ月末になり海が荒れる日が多くなったので、くれぐれも気を付けて探して下さい。
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