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作者の思考
作品紹介
2016年03月17日
今回は、開花の垂飾を制作しましたので紹介します。

春に向けて開花する花々をテーマに、紫ヒスイで垂飾を作りました。
実は友人に繭をイメージして編んでもらった垂飾たちと同時期に作られた品で、春めいてきた今の時期を待ってから表に出しました。
これからの季節の恩恵を、この作品と共に感じてもらえたら幸いです。




乳白色に紫が浮かぶタイプの紫ヒスイではありませんが、このタイプの中ではかなり良い発色・石質を備えています。(咲輝・以心伝心・龍姫花鱗などを制作したカケラです)
緑と紫が同時に流れ、これから咲き誇ろうとする瞬間の景色を宿しています。
蛍光灯下では更に紫色が濃くなり、夜には別の表情を魅せてくれる事でしょう。





高い透明度は示しませんが、光を受けると神秘的に輝きます。
翡翠輝石が光を乱反射させて膨張しているような…、そんな印象を受けます。
全体を染める紫が春の訪れを祝福しているようで、とても癒される感じがします。(冬が長いので特にそう感じます…)




このタイプは繭に入った垂飾とは違い、常にヒスイが出ている作品となります。
テーマとしての開花は「咲き誇る」であり、正確に言えば「開花の一歩手前の状態」をキープした作品となります。

要は満開では無く八分〜九分咲きで、これから満開へ向かって行く期待を宿しています。
咲いてしまったら散ってしまうだけ…、それよりは過程を楽しんでほしいので、一歩手前を尊重しています。散っても新たな命を育むので無駄では無いですが、まずは近い未来へ向かう事を前提として制作しています。(それに新たな命を育むコンセプトは、芽吹シリーズが担っていますし)

ちなみに繭タイプはヒスイを取り出せるので、取り出したヒスイも首飾りにでき、取り出された首飾りの方も新たな垂飾として活用できるようにしています。
これにより夫婦や恋人同士で共有できる一対の垂飾となり、よりお互いの繋がりが強まる事を願って制作してあります。(前にも書いた?)

繭に入る丁度良いサイズのヒスイ転石に出逢えたなら、それを入れて女性用とするのが美しい活用法かと思っています。(個人的に)

でも一人で楽しむのも悪くない…、それぞれのスタイルを使いこなして自身の豊かさを高める、そんな活用も最高だと思っています。
どちらかと言えば私は後者のタイプではありますが、一人で楽しめるのならば二人でも楽しめるので、どちらでも楽しめるようにしておくのが良いでしょう(笑)

私の作品が「それぞれのカケラ」となる事を願って、今後も創作活動を頑張りたいと思います。
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