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作者の思考
海での転石拾い
2016年02月17日
またまた晴れたので、海へ転石(標石)を探しに行きました。
二度目の大雪により海岸には、真っ白な雪が積もっていました。
快晴だった事と雪によって海岸のゴミが隠れた事で、より海が美しく見えます。




波は長く押し寄せていましたが激しくは無く、探すにはとても良い環境でした。
この波では海に引き寄せられる事はありませんが、油断をすると押し寄せる波で長靴やズボンが濡れてしまいます(笑)
やはり油断は大敵、眩しく輝きまくっている石たちに苦戦しながら慎重に探します。





押上での収穫は、ネフライト4個にヒスイが3個でした。
ぎりぎりヒスイといったレベルもあり、ちょっと不完全燃焼な感じです…(1つは小さいのでネフライトに隠れています)
でもネフライトが綺麗なので良しとしました(笑)




時間もあったので、そのまま青海の海岸へ行きました。
こちらも一面が銀世界となっていました。
非常に天気の良い日で、ほとんど雲がなくスッキリと晴れ渡っていました。





海岸の状態も押上と同じで、長めの波が押し寄せていました。
転石たちが濡れている部分を見れば、どこまで波が来るのかが解ります。
空は「蒼穹でもあり紺碧でもある」って感じで、この時期には珍しい青空の下、ヒスイとの出逢いを求めます。





雪からの反射と転石たちの輝きにより光に満ちまくった海岸で、なんとかヒスイと出逢う事ができました。(頭がクラクラするので、時々は水平線を見て目を休めます)
このタイプはうっすらと紫が入るヒスイで、石質も滑らかです。
全体に薄紫がかるので灰色っぽく見える事もあり、乳白色のような美しい白地にはなりません。
入る紫も明るい紫ではなく、滅紫の部類になるのでより暗く見えるのだと思われます。
それでも出逢うのは困難であり、その姿からは高い品格を感じます。





こちらは親父が見つけたヒスイです。
かなりアルビタイトに近い感じがするのですが、乾かして見ると微細な翡翠輝石が見られ、表面がパサつく事もありませんでした。(きっと少し粗めの灰色ヒスイなのだと思われます)
押上では拾えなかったので、親父も喜んでいました(笑)






お互いヒスイと出逢えたことろで、この日のヒスイ拾いを終えました。

帰り際で私が「不純物の多いヒスイだなぁ〜」との言葉を合図に、二人の大人の熾烈な戦いが始まりました。(オッサンとジイさんの雪合戦です(笑))
しかし二人とも疲労していたので1分くらいで終戦し、冷えた手を擦りながら車に戻りました(笑)
何やっているんだか…、でも親父と雪合戦をしたのは何年ぶりだろうか…。
白銀で目が眩む中、同じく記憶の中で輝いている景色が甦り懐かしくなります。
自然と遊ぶ喜びとは、幼少の頃から培われた感覚であり体験なのだと感じました。

冬でも天気さえ良ければ楽しめるのだと、改めて感じる事ができた日でした。(現在は暖かい日が続いたので、海岸の雪も溶けているかと思います)
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